猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


[広告]

【本が出るよ!】知ってる?アイツの名前~最近何だか気になるの~

Twitterではお知らせしましたが、本が出ます。「本が出る」ってすごいパワーワード。

 

去年か一昨年ぐらいに本でも書いて印税ウハウハで生活できるようにならんかなーってオカンに言ったら、「んなことあるわけなかろうが」と一蹴されました。ウハウハじゃないけど本は書けたよ、お母さん!

 

それは突然だった

去年の夏ごろ、一通のメールが来ました。聞いたことのない出版社さん(すみません!)からのメール。「良い企画があるのですが、本を書きませんか?」という内容でした。

 

新手の詐欺かと思いましたよね。でももし詐欺だとしても一度、会って話を聞いてみて損はないと思っちゃいましたよね。詐欺だったらここに書いて色々晒せるし。

 

で、実際にお会いしてお話を聞きました。そして企画の内容も聞きました。そしたら、ちゃんとした出版社さんっぽい!(失礼!)しかも、面白そうな話じゃありませんか!というわけで、引き受けることになりました。

 

ちなみに、なぜ私が選ばれたかというと、偶然なんだそうです。ネットで何かを検索していて、たまたま私のブログが出て来て、ということだそうで。ブログやっといてよかったよ!

 

知ってる?アイツの名前~最近何だか気になるの~

さて、どんな本かと言いますと、存在は知ってるけど名前はわからない。そんなアイツたちを紹介する本です。内容は真面目だけど不真面目です。「ふざけてください」と言われたので、だいぶふざけました。でももっとふざけても良かったかな。

 

発売は6月16日です。ただいまAmazonと楽天ブックスで予約受付中!

 

 

ナガキパーマさんのイラストがもう、愛らしくて。この表紙のおなかとか。んもう。

 

どうやら限定版もあるそうですが、販売店はまだ決まっていないようです。最新情報はこちらのTwittterアカウントで要チェックです!

 

このアカウントでは「#今日のアイツ」というイベントも実施中です。要チェックやで!!!

 

本が書けたのも、ブログを続けられたからです。ブログを続けられたのは、見てくださるみなさまのおかげです。というわけで、みなさまありがとうございます!猫様と本共々、今後ともよろしくお願いいたします!
 

そもそも猫になるにはどうしたらいいのか

初心に帰ってみると

このブログを開設してから1年余り。まず、なぜブログに書き始めたか。それは文章を書きたかったから。しかし、真の目的は猫になりたかったからだ。
 
は?ブログを書いたら猫になれんのか?と問われたら、んなわけあるかいボケと言い返そうと思っている。すなわち、ブログを開設したことと、猫になりたいことは全く関係ない。関係はないが、猫になるためにブログを開設してみた。
 
こいつ何言ってるんだ?と思ったあなた!鋭いですね。私も自分が何を言っているのかわかりません。世の中にはわからないことばかりなのですよ。
 

名は体を表す

猫になるためにブログを開設するので、せっかくなら姓名判断で良い名前にしようと思った。とりあえず、ネットの姓名判断サイトで自分の本名を占ってみた。…すげー良い。良いけど女の子には重すぎて、晩婚傾向になるとか。当たってるよ!!!うるさいばか!!!
 
晩婚はさておき、すげー良いのでこの画数で当てはまる名前にしようと決めた。本名も〇子なので、〇と同じ画数の漢字を探した。…見つけちゃったよね、「涅」。「涅」は「ね」じゃん?つーことは「ねこ」じゃん?ぴったんこじゃん?なんかわかんないけど名付けてくれた親に感謝。
 
次は苗字。本名の苗字と同じ画数にすれば良いんだけどできればカッコいいのが良い。カッコいいけどスマートな感じの漢字。なんかないかなーと探すこと数日。めっかっちゃった。「椿」ってカッコよくね?椿はカメリアだし、おシャネルさまのモチーフだし。そして残りの画数で良さげなのを探してみた。「本」とかぴったりじゃん。「椿本」って頭良さそうじゃね?
 
そんなわけでまず「ねこ」を名乗ることは成功した。
 

猫になるには

ブログを開設しても、「ねこ」を名乗っても、おいそれとは猫になれないことは分かっている。猫耳と尻尾を付けて「にゃー」とか言ってもそれはかわいそうな人になるだけだ。良い年こいてそんなことできるわけなかろう。気持ち悪い。
 
そんなわけで、猫になるためには猫を知るべし。猫グッズを細々と集め始めたりしてみた。してみたところでなれないよね。知ってる。知ってるけど買っちゃうよね。最近買ったのはこんなの。手ぬぐい飾るとか洒落てね?しかも季節ごとに柄変えて飾るんだぜ?
 
 
夢二の手ぬぐいもあったー。猫もしっかりおります。
 
飾る時はこれが簡単です。
 
と、余計な出費をしていても猫にはなれない。そりゃそうだ。幸い、うちには猫様がいらっしゃる。猫様に仕えることはすなわち徳を積むことにはなるんじゃね?徳を積むともしかして来世は猫になれるんじゃね?と思い、この1年は今まで以上に仕えまくったよね。その結果なのかなんなのか、すごいことが起こった。
 
なんと、猫様が私のような下僕の膝に座ってくださるようになったのだ!一日に一回ぐらいだけど!朝の忙しい時とかだけど!足がしびれるけど!
 
ほら!

f:id:tsubakimoto_neko:20170425211006j:plain

 
ほらほら!

f:id:tsubakimoto_neko:20170425211033j:plain

 
ほらほらほら!

f:id:tsubakimoto_neko:20170425211101j:plain

 
丸まって寝ちゃうんだぜ。

f:id:tsubakimoto_neko:20170425211146j:plain

 
猫様がうちに来てからもうすぐ7年が経つ。猫様は今年で8歳。人間でいうと48歳になる。48歳のおっさんが7年越しにようやく膝に乗ってくれるようになったのだ。なんと感慨深い。
 
以前に一度だけ膝に乗ったことはある。震災の後に電気を使うのを控えましょう~って時に暖房を使っていなかったら、あまりの寒さに乗って来たことがあった。あれが最初で最後かと思ったのに!まさか乗ってくれるようになるとは!
 
「いやあ、膝の上に猫が乗ってて足がしびれちゃってさ~。」
とか、
「トイレ行きたいのに、膝の上に猫が乗ってて行けないんだ~。」
なんてことを言えるようになったのだ!7年越しに!!ありがたき幸せ!!!
 

徳を積まなければ

このように順調に徳を積む毎日だが、もしかしたらせっかく積んだ徳を台無しにした可能性がある。これを見て欲しい。
 

f:id:tsubakimoto_neko:20170425210526j:plain

 
猫様はお怒りである。お怒りというか固まっていらっしゃる。被り物をすると固まってしまう猫様なのである。なのに、下僕の「猫様が被ったら超絶かわいいに決まっている!!被っている姿を見たい!」という我儘でしでかしてしまった。
 
そのせいか、今朝は膝に乗ってくださらなかった。完全なる失態である。下僕が来世で猫に生まれ変わるという夢が若干遠のいたらしい。そんなわけで、今夜はちゅーるを差し上げようと思っている。これでまた徳を積むことが出来ればいいが。
 
ちなみにこの被り物はこれである。下僕たちは取扱いに注意してほしい。 
 

つまりは

猫になりたいのなら徳を積むのである。積んで積んで積みまくるしかないのだ。
 
猫に生まれ変わるためなら手段は選ばない。猫様に貢ぎまくり、撫でまくり、噛まれても御礼を言うのだ。おいしいご飯とお水を用意して、うんこも拾うのだ。なんならひりたてのうんこをダイレクトキャッチしたっていい。そんなことはなんてことはないのだ。ちょっと小金持ちの家で飼われているロン毛の黒猫に生まれ変わるためなら。
 
ということは、猫様は前世で徳を積みまくったらしい。私のような下僕の家に来たのは不本意だったかもしれないが。このような開けっ広げなお姿をされているのを見ると、うちに来て良かったのかな、とふと思うのだ。

f:id:tsubakimoto_neko:20170425211634j:plain

 

丸見えですよ、猫様。

 

【一周年記念】生い立ちを嘘で塗り固めます

2016年2月11日、ブログを開設しました。1年はあっという間でした。

 

ブログのおかげで色々な方と出会えるきっかけになりました。勢いで始めたのに、自分でも思っていた以上でした。いつも読んでくださっている方々に改めて御礼申し上げます。

 

今年に入ってから、インフルエンザになったり、日本舞踊の舞台があったり、本業では異動の話が出たり、副業が一段落したり、大学では本格的に卒論に取り組んだり、家中の物を捨てたくなる断捨離欲が高まったりと色々ありました。そのせいか、考えることが多すぎてブログを書く余裕がありませんでした。という言い訳です。

 

さて、一周年といういい機会なので、今まであまり語ってこなかった生い立ちについて嘘で語ろうと思います。今から書くことはほぼ嘘です。たまに本当のことも書きますが、基本的に嘘です。嘘で塗り固めます。

 

父と母の出会い

今まで言っていませんでしたが、父はアラブ人です。父の父、つまり私の祖父は石油王です。祖父は新たな油田を探して来いと父に言いつけました。父は油田を探すために世界各国を旅し、最後に北海道を訪れました。父は日本の文化と北海道の自然に惹かれ、数週間ほど滞在していたそうです。

 

父が札幌市の川沿いを歩いていると、川の中で大量の鮭を素手で捕獲している女性を見つけました。彼女は産卵のために川を遡上する鮭を捕まえてはバケツに放り込んでいました。イクラが大好物だったのだそうです。

 

それが父と母の出会いです。残念ながら油田は見つけられませんでしたが、父は北海道で母と鮭とイクラを見つけたのです。

 

結婚、そして子供たち

北海道で出会った父と母。父はアラブの石油王の息子であり、いつかは祖父の後を継いで石油王となる身です。しかし、父は母と日本で暮らす道を選びました。祖父は父を勘当しました。父はそれでも日本に残ったのです。

 

父は生活費を稼ぐためにありとあらゆる仕事をしました。工事現場、ウェイター、刺身の上にタンポポを乗せる、などなど、精一杯働いたそうです。

 

やがて二人は結婚し、最初の子供を授かります。それが私の兄です。ある日、母は町に買い物へ行った帰りに突然産気づき、通りがかった馬小屋で兄を出産します。兄が生まれたのは深夜でした。兄が生まれた瞬間、真っ暗な馬小屋の中に輝くような光が見えたそうです。

 

兄はすくすくと成長しましたが、ハーフ故に近所の友達からいじめられていたようです。兄は十字架を背負わされて小高い丘を上がるという、壮絶ないじめを受けたそうです。結局、いじめっ子のお母さんが駆けつけ、いじめっ子をビンタしていじめは止んだとのことです。

 

父の日本語が上達し、生活も楽になってきたころのこと。姉が生まれました。その頃、父は証券会社に勤めていました。父は才能があったようで、株を転がして生活していたそうです。

 

しかし、仕事が忙しくて父と母はすれ違いの日々。ある日、父と母が大喧嘩をしたそうです。母は書置きを残して岩戸に閉じこもってしまいました。父がどんなに謝っても母は出て来てくれません。見かねた姉が岩戸に前に父と兄を呼び、面白い動きをしたそうです。笑い転げる父と兄の声が気になった母は、岩戸をそっと開けて外の様子を窺い始めました。姉はその瞬間を見逃しませんでした。母を引きずり出して仲直りすることができたそうです。

 

私の子供時代

そんな機転が利く姉が生まれてから数年後、私が生まれました。私が生まれた頃、父は40歳を超えていました。年を取ってからの子供だったからか、父はかわいがってくれました。目に入れても痛くないほどかわいい!と言いながら、目に入れて痛がっていたそうです。

 

父とは週末になるとよく二人で遊びに行きました。遊園地へ行った時は父をだまして回転するジェットコースターに乗せて寿命を縮めてみたり、動物園に行った時は虎を猫じゃらしでじゃらして手懐けようとしていました。そんな私を見かねて父は金魚を大量に買ってくれました。しかし、水槽の水を変えたら1週間で全滅してしまい、二度とその水槽が使われなかったと記憶しています。

 

中~高校時代

そんな調子で育てられ、末っ子ならではの自由奔放な子に育ちました。小さな頃からピアノやドラムなどを習わせてもらい、音楽に慣れ親しんで来ました。母はクラシックが好きで、特にカラヤンが大好きでした。一度、母が書置きを残して一週間ほどいなくなったことがありましたが、カラヤンのおっかけをしに、ベルリンまで行っていたそうです。

 

そんな母の影響もあってか、中学生になった頃には自分で曲を作っては駅前で歌っていました。友達はあまり理解してくれませんでしたが、家族だけは味方でした。駅前で歌う時、瞼の上に目を書いてみたり、白いバッグに落書きをしてみたり、全身を生肉で覆ってみたり、髪の毛と腋毛をエメラルドグリーンにしてみたり、と自由にさせてくれました。

 

そんな自由奔放な私でしたが、父や母に怒られた記憶はほとんどありません。私はそんなにいい子ではなかったので、父と母が出来た人間だったのでしょう。もしくは諦められていたのかもしれません。

 

そんな感じで自由奔放に次の一年も嘘で塗り固めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。