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猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


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準備は山ほど、本番は一瞬

今日は日本舞踊の舞台で踊り狂ってきた涅子です。こんばんはー!

年に一度の発表会だったので、色々と準備をしていた訳です。私の出番は5分だったのでそりゃあっという間なんですが、あっという間というより一瞬でした。

 

どんだけ準備したの

今回踊った曲は12分でしたが、発表会用に5分に編集しました。ですが、12分全て覚えるまでお稽古しました。去年の11月から始めて、振り覚えるまでは4ヶ月程度でした。その後は発表会用にフォーメーションや振りを変えた上で、人前で踊ることが出来るようになるまで2ヶ月。お稽古は月に3回、一人あたり30分です。複数人で同じ曲をお稽古する場合は1時間程度になります。だいたい何人かでお稽古したので、

1時間×月3回×4ヶ月=12時間

で、12分の曲を覚えることができる計算です。ただし、人前で踊るためには覚えるだけではよろしくありません。

 

細かい振り、体や目線の向きなどを全て正しく覚えた上で、曲に合わせて表現をしなければなりません。例えば、今回踊った曲には「手紙を書く振り」がありました。まず左手に紙を持ち、右手で墨を摺り、筆に墨を付けて、紙に書く、という「動作」を「振り」として表現しなくてはなりません。本当に書いているように見せるわけです。そんなわけで、振りを覚えた後もお稽古は続きます。

 

さらに、発表会では3人で踊ったため、振りを変えます。せっかく複数で踊るのですから、観ている人が楽しめる振りにします。3人の場合は舞台上で三角のフォーメーションになることが多いです。真ん中の一人が座って左右の二人が立つ振りにする、3人がぐるっと時計回りに回って入れ替わる、など先生と相談しながら決めます。これらのお稽古のために、

1時間×月3回×2ヶ月=6時間

程度かかりました。ちなみに今回は本番2週間前に1名脱落して、4人用に振付したのに3人用に振付し直しました。残された3人はあたふたあたふた。まあなんとかなりました。

 

と、ここまでが踊りに関する準備。それ以外の準備についてですが、私の役目はこれだけありました。

・つまみ細工でかんざしを作る
・ブログのお知らせ記事を投稿
・リハーサルや発表会への参加者確認と連絡
・新日本髪を結ってもらうため、メンバー分のヘアサロンの予約
・メンバーに外国人がいるため、全ての連絡を英訳して連絡

自分で書いてみて、私めっちゃ働いとるやんけ、と思ってしまいましたが、好きでやってることなのであまり苦になりませんね。なんでかな。どれにどのくらい時間がかかったのかはもうわかりませんが、とにかくここ1ヶ月は毎日何かの連絡や相談をしてました。地味にしんどかったのは「英訳して連絡」です。しかも質問があると私に来るので、それに対して先生と相談したり、それを翻訳したり、と時間がかかってしまいました。

 

中でも一番時間がかかったのは「つまみ細工でかんざしを作る」ことでした。実は「つまみ細工」で色々作ることができます。というか去年始めたばかりなのですが、元々手先が器用なこともあって、そこそこのクオリティのものが出来てしまいました。↓これ、作ったやつです。ふはははは!

f:id:tsubakimoto_neko:20160417235248j:plain

 

 

最後に本番前の準備についてです。本日のタイムテーブルはこんな感じでした。

・11:00 - ヘアサロン入り
・12:30 - ヘアサロン出発
・13:00 - 会場入り
・13:30 - 着付け開始
・15:30 - 着付け終了
・16:45 - 舞台袖へ移動
・17:00 - 本番

着付けの時間が長いのは、着付け師さんをお呼びして、一人ずつ着せてもらったからです。今回は13名いたので、結構な時間がかかりました。着付けをしてもらった後はかんざしを付けたり、お化粧を直したり、お稽古をしたり、瞑想にふけったり、お菓子を食べたり、写真を撮りまくったりと思い思いに過ごしてました。本番15分前に舞台袖へ移動します。

 

本番が一瞬すぎる

今回は全部で30分の公演でした。6曲踊ったので、1曲あたり5分。1組5分で終わってしまいます。5分ってじっとしていると結構長いですが、舞台だとあっという間です。「あっ、間違えた」「あ、お母さん、あそこにいる」「あっ、タイミングずれた」なんて思いながら踊っていると一瞬で終わってしまいます。そしてだいたいの場合、失敗する訳です。自分の番が終わって舞台袖に戻るとみんな反省しています。

 

今回、私も間違えましたよ。最初の方でちょっと間違えたせいで、そのあとにあたふたしてしまい、またミスってしまいました。計3箇所ミスりました。反省してますよ。反省しますけど、後悔はしていませんけど。ぺろぺろー。

 

一瞬で終わった本番後、楽屋に戻ってみんな言うのです。「もう一回踊りたい。」そのぐらい一瞬です。お稽古してきた時間、準備に費やした時間、当日の準備にかかった時間を振り返るのです。たった5分の舞台のために、費やした時間について気が付くのです。たった5分だけど、自分史上最高の踊りをするために準備をしたのに、間違えるのです。でもみんな間違うんです。楽観的過ぎる私は「間違えちゃったぺろーん。」てな感じなんですが、真面目な子はちょっと落ち込みますね。でも、それを乗り越えてみんな上手になっていくんですよね。

 

なので、私が日本舞踊を踊りたい理由は、毎回「もう一回踊りたい。」と思うからなんです。舞台後は毎回、物足りないのです。あー次の舞台はいつかなー。

 

ていうか、世の中のほとんどのことがこれと同じですよね。準備は山ほど、本番は一瞬。人生の縮図だわーと思った夜でした。 寝なきゃー!