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猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


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IT業界を目指す皆さんに伝えたい、48時間寝ずに仕事した時の話

IT

最近では定時になると早く帰りたくて仕方ない涅子です。こんにちはー!

私の本業はIT業界の隅っこでキャッキャウフフしているシステムエンジニア&プログラマです。

なので、炎上を体験したこともあります。ブログ界でいう炎上とはちょっと違いますが。IT業界でいう炎上はいわゆるデスマーチと言われることもありますね。

 

今日はそんな炎上を体験したお話をしたいと思います。

 

みんな気が付いてたけどやるしかない

もうチーム全員が最初から気が付いてたんですよ。「これ無理じゃん。」って。

まず見積もりを提出したら、お客様から「高い。契約無理。」って言われたんですよ。でも色んな大人の事情で見積もりを一律30%OFFすることになったんで一体何のバーゲンセールだったんでしょうね?

 

30%OFFの激安システムなんですが、設計からリリースまでちゃんとしてくれとのこと。リリース日時は死守しろっていうからがんばりましたよ?でも人を増やしても増やしても終わらない工程。あれ?30%OFFしたのに、人件費で赤字になっちゃったよ?おかしいな?

この時点で炎上確定じゃね?ってなります。

 

しかも設計時にお客様と何時間も打ち合わせをして仕様をちゃんと詰めたんですよ?「こういう仕様で良いですね?」って何度も確認して先方からハンコも頂いたんですよ?でも一生懸命プログラをミングしている時期に「やっぱ変えて。」という一声で変わってしまうという、変幻自在のフレキシブルシステムになってました。対応できたうちら偉い。

 

さらにはリリース直前に「あそこやっぱ変えて。」ってお客様からお電話をいただきましてね、私も下っ端ながらマジやべえと思いました。お客様からこういった申し出をいただいた場合は上司に要相談なわけですよ。でもお客様とは何度も打ち合わせをしていたので、ちょっと言ってみてもいいかな?と思って言ったみたわけですよ。

 

「それ対応したら私、死んじゃうかもしれませんね~。ハハハ~(乾いた笑い)」

 

そしたらびっくりですよ。お客様ったら、

 

「それでも構いませんのでお願いします。」

 

って。なんだよ神様かよ!って思ったけどお客様は本当に神様なんですね。知りませんでした。

 

そんなわけでリリース直前にも色んな変更があったわけです。でも毎日朝9時から終電までお仕事いっぱいして頑張りましたよ。頑張ったんだけどなんだか色々無理でした。頑張ったんだから許して♡って思ったんだけど、そうは問屋が卸さないんですね。社会って厳しい!

 

燃~えろよ燃えろ~よ~♪

そんなこんなでリリース日がやってきました。リリース前も大変だったけど、リリース後に比べたら全然炎上じゃなかったです。本当の炎上はここからでした。

 

急いで作業したもんで、案の定、いっぱい間違えましたよ。バグが大漁ですよ。バグは1匹見つけたら30匹いるって言いますしね。そしたらまあでっかいバグがいたんですよ。データを破壊しちゃうやつ。

 

データが破壊されちゃうと、バグがない他の部分も壊れちゃったりしてもう上へ下への大騒ぎですよ。おかげでお客様の事務所に2名が拉致監禁されましてね、問題が発生した場合はその2名がお客様からの有り難いお言葉をいただきながら夜通し対応したんですね。今考えるとあれ人質でしたよね。

 

私は技術者だったんで、自分たちの事務所でシステムのバグを修正したり、壊れたデータを手で修正したり、壊れたデータを修正するツールを作ったりしてたんですよ。夜通しね。

 

まずここまでで朝10時のリリースから16時間ぐらい経ってました。つまり深夜2時です。良い子は寝る時間ですよね。私たちはバグをいっぱい出した悪い子たちなんで寝られないんですよね。

 

そんなわけで、私は壊れたデータを自動で修正するツールを光の速さで作ったんですよ。今まで生きて来て一番集中したー!って思えるぐらい。光の速さは嘘だけど。そのツールが出来たのが朝の6時ごろでしたよね。

 

ここまでで丸24時間起きてました。一睡もしてません。

 

なんだか楽しくなって来ちゃってね、笑いが止まらなくなって来ちゃってましたよ。ヒゲがめっちゃ濃い同僚がどんどんヒゲぼうぼうになってくし、椅子を2個並べてうつ伏せで寝ながら唸ってる怖い人がいたり、脂ぎってる上司はもう頭べったべただしね。この時真夏だったからもう私もべったべた。

 

でもまだ帰れないんですよ。だって作ったツールでデータを修正しないといけませんからね。じゃあってんで私のツールを動かしてデータを自動でどんどん修正したんですよ。ツールが勝手にやってくれるんで、あとは見てるだけだわーなんて2時間ぐらい余裕ぶっこいて同僚と喋りながら監視してたんですよ。そしたらびっくりですよ。

 

私ってばできる子だからツールに「試験モード」と「本番モード」ってのを用意してあったんですよ。

 

でも、私ったら「試験モード」で動かしてたんですよ。

 

「試験モード」だと一度データを修正して「このデータをこう修正しました!」って記録をとって、またデータを戻す、ってモードなんですよ。ツールが間違ってないか、確認するためにそういうモードを用意してたんです。

 

ということはつまり、私は2時間無駄な時間を過ごしてたんですよね。まじウケる。もうここでなんだか振り切れちゃいましたね。同僚とお腹がちぎれるぐらい笑ってました。

 

お客様には「データ量が多くて時間がかかってます~。」とかなんとかいって、ツールを「本番モード」で再実行ですよ。この後、また4時間ほどツールの監視をしてました。

 

で、ツールがデータを修正したらはい、おしまいーじゃなくて、その後もバグの修正やらデータの修正やらどんどん仕事が入って来ましてね、結局また深夜0時過ぎちゃってんの。

 

あれ、会社に2泊3日なのに一度もお風呂に入ってないし、一睡もしてないし、やばくね?って思ったらまたおかしくなっちゃいましてね。なんかわかんないけど、笑いながら仕事してましたよ。

 

始発で帰って風呂入ってまた出社

そんで朝6時。起きてから丸48時間経っちゃいました。さすがに頭もべったべただし、始発で帰ってお風呂に入ってからまた来ると上司に伝えると、いいよーと言われたので帰りましたよ。

 

会社にいた時は眠くなかったのに、電車に乗るとすんげー眠いの。なんででしょうね?その時、私は最寄りの駅からバスに乗らないといけなかったんですが、バスとかちゃんちゃらおかしくて乗ってられないんで、タクシー使いましたよね。そんで乗り込んで行先告げたら、記憶ないの。即寝ちゃってんの。

 

運転手さんに起こされてようやく帰宅。48時間ぶりの我が家ですよ。そん時は猫様もいないんで、すげー静かでね。とりあえずお風呂に入るわけですよ。

 

そしたら、もう頭洗ってる最中に寝ちゃうからシャンプーしたのか、リンスしたのかもうよくわかんなくなっちゃう。たぶんシャンプーを2回してリンスしないで出たと思いますよ。髪の毛ギッシギシしてたんで。

 

そんで髪の毛乾かさないといけないじゃん?もう立ってられなかったんで、ベッドの上に座ってドライヤーで乾かすじゃん?そこからもう記憶がないよね。

 

気が付いたら昼の12時。ベッドの上で寝てました。奇跡的にOFFになってたドライヤーが横に転がってるし、頭はボッサボサだし、携帯の着信履歴は20件ぐらいあるし。びっくらこいてすぐ上司に電話したら、爆笑しながら「ゆっくりおいで~」って。たぶん上司も気が狂ってたんだと思いますよ。

 

急いで出社したら、同僚が全員臭くて汚いの。笑っちゃう。そしたらその日の夜にはとりあえずバグも収束したし、データの修正も終わったしでちょっと後片付けをして、深夜になる前に全員解放されました。最長で4日泊まった人がいましたよ。 

 

IT業界を目指す皆さんへ

この話は今では楽しかった思い出になっています。私の中では。仕事は大変だったけど、みんなで一緒に乗り越えた!という達成感がすごかったです。すごく良いチームでした。今でもこの同僚たちとは仲良しで、飲み会をやってます。

 

人間関係がうまくいっていると仕事が大変でもなんとかなる、という貴重な体験をしました。

 

 

私はフリーランサーという立場ですが、契約して大手のIT企業の事務所内で働いています。2泊3日した時も同じ企業で働いてました。部署は変わりましたけど。

 

私と他の同僚の多くは下請け会社の社員です。ですが、大手IT企業の社員ももちろん私たちと一緒に働いています。2泊3日の時も一緒に泊まってました。

 

最近ではこんなことは少なくなりましたが、今でも徹夜をすることはあります。リリース後にバグが見つかった時などは土日も関係なく仕事になってしまう時も。もちろん、下請け会社の人間だけではありません。

 

一般的にブラック企業というと、中小企業や零細企業のイメージがあると思うのですが、大手企業でもIT業界ではこういうことが起こりうる、ということです。

 

 

最近、職場で就職活動の若者をよく見るようになったので、ちょっと書いてみました。就職活動でIT業界を目指している皆さま、がんばってくださいね♡(エールです)

 

 

補足と追記:2016/06/19 11:00

私の書き方が悪くて疑問や誤解を招いてしまい、大変申し訳ないです。

 

・仕様変更について

 契約後の仕様変更についてお客様都合なので当然追加費用を請求してます。でも納期の変更が不可でこんなことになりました。

 

 私は下っ端だったので想像ですが、上層部とお客様の間で何かあったのだと思います。このお客様はとびっきり滅茶苦茶でした。今はもう存在しないお客様なのでご安心を。存在しない、という意味は察してください。

 

・30%OFFについて

 上はリリース後の保守で30%分を賄おうと考えていたようです。実際、保守での契約は数年続いていました。この間にも色々ありましたが。

 

・何を言いたかったのか

 IT業界を目指す方へ、と書いた割に中途半端なことしか書いてなかったので補足です。

 

 これは数年前にあった話です。最近ではこういうことはあまりありません。ですが、徹夜ぐらいは今でもあります。リリース後にバグが見つかった時など、仕方ない状況では起こりうることです。

 

 大変な時でも人間関係が上手くいっていれば、なんとか乗り越えられると思います。この時はチーム全員が元気で乗り越えられたから笑い話になっていますが、誰かが倒れたりしていれば楽しかった思い出なんて言えません。

 

 もし乗り越えられない時、どうしてもつらくなった時は逃げてください。自分の身は自分で守ってください。会社も誰も守ってくれません。