先週の日本舞踊の舞台で大汗をかいたせいで振袖に帯の色が移ってしまって困っている涅子です。こんにちはー!
会場も楽屋も暑かったし、緊張もしたし、踊ったし、で滝のように汗をかいてしまいました。着ていた時間も長かったので、すっかり汗が染み込んでしまいました。するとクリーム色の振袖に、朱色の帯の染料が移ってしまいました。。がっかりです。。
先輩方に聞きました
幸い、日本舞踊の先生と先輩方にすぐ聞けました。意見を総合するとこんな感じです。
・普通のクリーニング店はぜったいにダメ(下手)
・着物専門のクリーニング店、悉皆屋(しっかいや:着物の洗いから仕立てまで全部してくれる)さんに頼むべき
・安い店ではトラブルが多い(シミがとれてなかったり、シミが広がったり)
・昔ながらのお店は安心だけど高いし探すのが難しい(ネットに載ってない)
・日本橋三越に専用窓口があり、値段は高いが安心
・安い店だとシミ一つに対して値段が決まっている場合があり、トータルで高くなる場合もある
先生が知っているお店にお願いすることもできましたが、重い振袖を持って行ってもらうのが申し訳なくて。。今回は自分で日本橋三越に持って行くことにしました。舞台用に買った中古の振袖なんですが、とても気に入っているので奮発することにしました。
日本橋三越のきものお手入れ相談コーナーへ
昨日、行ってきました。ここです。
混んではいなかったですが、すでにお客さんがいました。私が行った時はおばさまが訪問着のお手入れを相談していました。その後、別のおばさまが年代物の振袖のクリーニングを相談してました。大事な着物はやっぱり安心できるところにお願いしたいですもんね。
担当のお姉さんに振袖を見せると、染料が付いたところ以外にも全体をチェックしてくれました。染料のシミだけキレイになればと思ったのですが、お姉さんによると「水分を吸ってしまっているので、このままでは変色などダメージが出てしまうかも」とのこと。先週、大汗かきましたからね。。あとは襟にほんの少し汚れがある程度なので、「生き洗い」をお勧めされました。着物専用のドライクリーニングで、着物全体をキレイにしてくれるそうです。15000円程度でした。(振袖だったので着物より高いかもしれません)
それと染料のシミ抜きも必要ですが、京都の工場で見積もりをとってからでないと値段は出せないとのこと。見積もりが出たら電話してもらうことにしました。だいたいどのくらいになりそうか聞いてみたら、1万円程度だそうで。合計25000円程度ですね。。まあ、お高い。この振袖自体、レンタル落ちの中古だったので帯と帯揚げ、帯締め全部セットで42000円だったんで、買った時の半額以上ですね。。
ちなみに現在は混んでるそうで、通常1ヶ月かかるところ、1ヶ月半かかると言われました。言われてみれば冬の間に着ていた袷の着物をお手入れに出す季節ですね。次の舞台は7月なので十分間に合います。次は振袖じゃないかもしれないけど。というわけで三越にお願いしてきました。
着物のお手入れってやっぱりお高いんですね。他にももっと安くて良いところもあるとは思いますが。今度、ゆっくり探してみようと思います。
全然関係ないけど
日本橋三越で振袖を預けた後、着物売り場を歩いていたら年配の外国人男性が一人でうろうろしてました。女ものの着物を見てAhとかHmmとか言っていたので、どうしたのかなーと思って見てました。すると遠くから年配の外国人女性が彼を呼びに来ました。
彼女は早口で旦那さんと思われるその男性にマシンガントークをかましてました。その途中で「Where is my bag? Oh! I'm wearing.」と言ってました。おそらく旦那さんに預けたと思っていたカバンを自分が持ってることに気が付いたようです。思いっきり腕にかけてるじゃないですか、奥さん。
それで気が付いたのですが、「カバンを持つ」って「wear」になるんだなーと。自分が言おうとすると「have」って言うと思うので、生きた英語を学んだ気がしました。
というわけで、全然関係ない話をしちゃいましたが、みなさま良い日曜日を!