実はつまみ細工で作った着物用の髪飾りとか帯どめとか、普段も使えるアクセサリーを作って出品してるんですが、全然売れなくてウケます。あはははー。
もっと作りたいんですが、いかんせん作るのが大変です。作る元気が出ません。
作るのが大変なんで手順を見てください
以前作った藤のかんざしを例にして、どんだけ面倒なのか説明してみますね。最終的にこれになります↓
まず、生地を切らないといけないんです。今回の場合、一番小さいのは2㎝です。2~3.5cmまで5mm間隔で正方形に切っていきます。
材料:一越ちりめん
道具:ロータリーカッター、カッターマット、テープカッティング定規
そして大量に切った生地を後で使いやすいように大きさごとに分けておきます。もうこの切る作業だけでイヤになって、組み立て作業は翌日にしちゃいます。
次は組み立て作業です。まずは糊を台の上に2mmぐらいに伸ばします。そしてピンセットで生地を折っていきます。写真は2㎝の生地です。
材料:澱粉糊
道具:糊台(木でもプラスチックでもOK)、糊を練るようのへら、ピンセット(先が細いもの)
折った生地を用意しておいた糊台の上に置いていきます。そして15~30分ほど休ませて、糊が生地に浸み込むのを待ちます。
いよいよ糊の付いた生地を組み立てていきます。今回の場合は下がりなので糸の上に並べて一晩乾かします。
材料:メタリックヤーン(シルバー)
道具:カッターマット(上にテープを貼って糊がくっつかないようにしてます)
下がりが乾いたら、発砲スチロールを半分に切って台を作ります。半分に切った台に厚紙と造花用のワイヤーを付けて生地で包みます。って写真なくてすみません!
材料:発砲スチロール(4cm)、造花用ワイヤー(白 #24)、厚紙
道具:発砲スチロールカッター、丸ヤットコ、ニッパー、木工用ボンド
花の部分と同じように葉も折って糊を付けます。そして台の上に花と派を並べて糊で貼り付けます。さらに下がりの先にビーズを付けます。
材料:ビーズ(6mm)、Tピン
道具:木工用ボンド
最後に髪の毛に付けられるよう、台に付けておいたワイヤーとコームをフラワーテープで付けます。写真は別の髪飾りですが、同じような感じです。これも私が作ったですよ!
材料:コーム、フラワーテープ
というわけで出来上がりました!
こんだけ手間がかかってしまうもんで、作るにはかなりの覚悟が必要です。舞台用にとか、お出かけようにとか、きっかけがないとなかなか難しいです。
しかし、夏は浴衣を着る人が増えます。そうすると髪飾りをどうしよう?と思う人が増えるんですよね。そこで夏に合いそうな髪飾りを作って売ればウハウハになるんじゃないか!と思いながらも、手間がかかるので躊躇してるわけです。
とりあえず宝くじが当たったら、つまみ細工を売りつつ、教室でも開いて毎日穏やかに過ごしたいと思います。やばい宝くじが当たる気しかしない!いえーい!
↓私がつまみ細工を始めるにあたって、読んだ本です。教室は行かずに、本だけで作れるようになっちゃいました。 本に書いてある作り方から勝手にアレンジして作ってます。