長唄を習い始めました。
無職だっていうのに。次の仕事もまだ決まっていないのに。
ずっと弾いてみたかった三味線。津軽三味線もかっこいいけど、日本舞踊を習っているので長唄にしました。長唄を踊ることはよくあるので、知っている曲も多いからです。
三味線の種類も違います。津軽三味線は太棹、長唄は細棹です。読んで字のごとく、長唄で使う三味線は棹が細く小ぶりです。
長唄と同じく日本舞踊でよく踊られる清元などの選択肢もありましたが、初心者はスタンダードな長唄が良いそうです。日本舞踊の師匠に教えてもらいました。
まだ2回しかお稽古をしていないので、何がスタンダードなのかピンと来ていませんが。
2週間後には自分の三味線が届く予定です。憧れのマイ三味線!ワクワクしすぎて名前を付けようかと考え中です。三ツ子とかどうかしら。
まだ自分の三味線も届いていないのに、譜面だけ先に買いました。譜面を見ながらワクワクしています。
最初に習う曲は日本舞踊で踊ったことのある曲なので、曲は完全に覚えています。弾けたらきっと楽しいと思います。
こんなにワクワクするのは久しぶりです。日本舞踊を習い始めた時もワクワクでした。
仕事が忙しくてもなんとか時間を作ってお稽古に行ったり、夜遅く帰ってからも自主練をしたりして。
おかげで今でも自主練の癖はついてます。しない日もありますけどね。
ただ、三味線を毎日自主練するのは無理そうです。
うちのマンションでは楽器の演奏は10時~20時と決められています。なので、仕事に復帰したら自主練は休みの日だけです。
それ以外の時間帯に練習したいときはカラオケボックスにでもいけば良いんですかね。
私の長唄の師匠の下には日本舞踊をされている方が多いそうです。聞くといろんな流派の方々がいるようで。
他の流派の方々と交流することはほぼないので、なんだかうれしいです。同じ曲なのに流派によって振りが違うから、他の流派の振りもみてみたい…!
長唄を習うことで日本舞踊もよくなるんじゃないかと思っていましたが、みなさん同じことを考えているようです。長唄の師匠も相乗効果が期待できますよ、と仰ってました。
子供の頃から色んな楽器を演奏してきましたが、西洋の音楽ばかりでした。
長唄、清元などの邦楽は西洋の音楽とはやはり違います。三味線と唄、お囃子と笛のテンポやリズムが合っていないようでピタっと合ったりして、間が独特です。
私は大人になってから日本舞踊を習い始めたので、この邦楽の間というのが分からないことがあります。日本舞踊の師匠から「間が良くない」と指摘されることが時々ありました。
長唄を習うことでこういった部分を埋めることができたらな、と思っています。
日本舞踊の師匠は私が長唄を習い始めるのが嬉しいようで、ニコニコしながら他の生徒に言いふらしてました。
「何年かしたらみんなのお稽古の時にお三味線弾いてくれるわよ!」って。まだ2回しかお稽古してないですよ!先生!気が早すぎ!
それにしても家で三味線を弾いたら猫様はどう思うんでしょう?
うるさい!って怒られたらどうしよう…。
怒られませんように…。