猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


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傘に呪われている

そんな馬鹿な、とお思いでしょう。でも実際に呪われているんです。私の人生の中で傘にまつわる不可解、不愉快な出来事は数知れず。いえ、盛りました。数えられる程度です。

 

とはいえ、最近ようやく気が付きました。あ、これ呪われとるな、と。

 

私にぴったりとくっついてくる傘

雨の日は憂鬱です。電車やバスの中、エレベーターの中、いろんなところで傘が私にくっついてきます。呪われているというか好かれている気もしますが、ありがた迷惑です。

 

畳んでいない傘はもちろん、畳んである傘ですらも私にくっついてきます。傘の先が私の足にくっついて、雨が足を伝って靴の中に入るとピタゴラスイッチ的な気持ちになります。いや、ピタゴラスイッチに私も組み込まないで。

 

避ければいいんだけど、避けたくても満員電車だと無理な時もあります。それに避けたら負けみたいな気持ちにもなります。なんで私が傘の為に避けなきゃいけないんだ!この足の位置がバランスいいんだ!みたいな。傘と意地の張り合いです。

 

そういえばその昔、同僚に「電車で傘に濡れること」について文句を言ったら、「え?他人の服で自分の傘拭いてんだよ?いつもそうしてるけどwww」と平然と言われて驚愕しました。この同僚は来世でカマドウマに生まれ変わるよう神様にお願いしました。

 

 

私に刺さる傘

先日、駅の階段で前に居たおじさんの持っていた傘の先が太腿に突き刺さりました。血は出ませんでしたが、アザが1週間消えませんでした。アザってこんなに消えないもんでしたっけ?もしかして、老い?

 

今回だけに限らず、今までも何度も傘の先が私に突き刺さっています。私がぼんやりしているから?まあ確かにぼんやりはしています。あれ、私が悪いのね、じゃあ。

 

とはいえ、納得いかないので私に突き刺さって来た傘の持ち主には一通り呪いをかけておきました。来世はウスバカゲロウに生まれ変わることでしょう。

 

 

私の傘がボッキボキ

普通に器物損壊です。私の部屋の外の郵便受けに掛けてあった傘が壊されました。うち、オートロックのマンションなんですけど。なんなの怖い。

 

郵便受けには4本の傘が掛けてありました。普通のビニール傘2本と、かわいい模様がプリントされたビニール傘、それと雑貨屋で買った花柄のかわいい傘です。独り暮らしで傘4本は多いだろうというご批判はごもっともでございます。

 

ある日、仕事から帰ってくると傘がボッキボキに折られていました。かわいい模様がプリントされたビニール傘と雑貨屋で買った花柄の傘の2本が被害に合いました。

 

1本の傘につき、3,4本の骨が何ヶ所も折られていました。ちょっと引っ掛けて折れた、という感じではありません。ボッキボキです。骨が折れているもんだから、傘もブランブランです。

 

お気付きでしょうか。見事に高い傘だけ折られました。普通のビニール傘2本は無傷でした。犯人からの強い意思が感じられますね。

 

腹が立ったので、その日はボッキボキのブランブランな傘2本をそのままにしました。もし犯人が同じマンション内の人間であれば、現場に戻ると思いましたので。

 

「お前のしでかした事の顛末を見るがいい!お前が壊した傘はこの通りボッキボキでブランブランだ!私に恨みがあるのなら私に直接言えばいいものの、何の罪もない傘にこのような仕打ちをするとはこの負け犬の意気地なしの腰抜けめ!!!」

 

という気持ちで就寝してみました。

 

翌朝、出掛ける時に「さすがにこれは…」と思ったので、壊れた傘はゴミ捨て場に持って行きました。途中、マンションの管理人さんにあったので傘が壊されたことを伝えときました。マンションンの理事会で議題にあげてくださるそうで。

 

「お前のやったことはマンションの理事会で共有されるのだ!震えて眠るがいい!」

 

という気持ちで出掛けました。ついでに犯人は来世ではただの蟻に生まれ変わるよう念じてみました。もし蟻さんに生まれ変わったらどこかの道端でお会いましょう。

 

 

私に全身でぶつかってくる傘

その日は昼間に雨が降っていて、夜は止んでいました。なので、傘を手に持っている人が多かったです。

 

私は会社帰りに普通に道を歩いていたのです。そしたら突然、背中からお尻付近に衝撃が。あんまり痛くないけど、誰かがちょっとぶつかった程度ではありませんでした。

 

びっくりして振りむいたら、おじさんが恐縮したように謝り続けています。その足元にはおじさんの物と思われる傘が落ちていました。

 

どうやらおじさんが手に持っていた傘を勢い余って投げてしまったようです。いや、普通投げる?生まれて初めてです。傘が飛んできたのは。

 

おじさんは平謝りしているので、「いいすよ~」てな感じで立ち去りました。別に怪我もなかったですし。

 

でも、その後おじさんが歩いている姿を見ると、傘の柄ではなく、傘の途中を握って手をブンブン振って歩いていました。

 

それ、傘が斜めになって後ろの人にも迷惑なやつやん…。そんな持ち方してるからうっかり手を放して前に投げちゃったんじゃん…。

 

というわけで、おじさんにも来世はゴキブリになるよう願掛けをしておきました。ゴキジェットを用意してお待ちしております。

 

 

私の傘が小さくなる

ビニール傘を持って出かけた時のこと。コンビニに入る時、入り口の傘立てに傘を入れました。私のビニール傘は柄が黒くてちょっと大きいサイズの物でした。他にも何個か傘立てに傘は入っていました。

 

買い物を終えて、傘立てを見ると何かがおかしい。私が置いた場所から私の傘が移動しています。まあ、誰かが移動したんだろうと手に取って差してみると、あれ、違和感。

 

傘立ての中で柄が黒いビニール傘は一つだけでした。なので、この傘が私の傘であると思われます。でも、明らかに小さい。

 

ちょっと買い物している間に!!!傘が!!!小さくなった!!!

 

とか驚く振りとかしてみましたが、理由は明らかです。誰かが間違えて持って行ってしまったんですよね。わかります。

 

無くなった訳ではなく小さくなっただけなので、まあ、いいんです…。なので、今回は呪いも無しです。

 

 

原因がわからない

なぜこんなにも傘にまつわる事件が起こるのでしょう。全く身に覚えがありません。

 

あ、一つだけありました。小学生の頃、プラスチック製の傘の先を尖らせようと、地面にこすりながら歩いていたことがあります。最終的にずいぶん尖りましたが、親に捨てられた気がします。

 

それが原因か、もしくは前世で傘に何かしたのかもしれません。手当たり次第に傘を折りまくったとか、傘の生地に穴を開けたとか、傘の骨をボッキボキにしたとかとか。

 

なんかごめんなさい。もう許してください。