猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


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【28本目】どこにでも着いて行くよ

どこにでも着いて行くよ

猫ちゃんの下僕の皆さまならわかるはず。

出先でも猫ちゃんと一緒に居たい…そんな気を紛らわしてくれるものがあります。

 

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満員電車で身動きが取れず、スマホを見ることもできない時。電車内の広告も見飽きたし、周りの人たちを見ても面白くない。前の人はちょっと臭い。後ろの人はスマホを使うのに忙しいらしく、右肩にスマホを乗せてくる。横の人は何故かやたら硬いカバンを揺れる度に脇腹にねじ込んでくる。毎朝のこととはいえ、小さなため息をついてしまう。そんな時、ふと視線を自分の腕に向けるとそこには…!

 

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朝からトイレに行く暇もない。タスクをこなしてもこなしても、仕事はどんどんやってくる。でも、さすがに膀胱にも限界が。質問しに来た後輩に「ごめん、ちょっとお手洗い」と断りを入れて、カバンからハンカチを出す。するとそこには…!

 

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同僚たちと打ち合わせ。意見が合わず、時間ばかりが過ぎていく。「時間もないし、落としどころを決めましょう」そう言う私の言葉に渋い顔をする同僚。まもなくお昼休み。あーあ、と内心思いながら腕組みをする私。すると目の前に…!

 

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夜遅くまで仕事をして帰宅。電車の中はアルコールの臭い。酔っぱらったサラリーマンが大声で何かを延々と話し続けている。その連れは吊り革にぶら下がってうつらうつらしている。停車した途中の駅のホームでは床で寝ている人。なんとも言えない気持ちになり、カバンからスマホを取り出すとそこには…!

 

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お判りでしょうか。忠実な下僕のみなさんなら同じようなことがあると思います。

 

いつの間にか自分の腕に付いている猫ちゃんの毛。腕だけならまだしも、良く見てみると全身に付いています。特に背中やお尻など、自分で見られない場所には大量に付いている場合があるのでお気を付けください。

 

そして布製品にはだいたい付いている猫ちゃんの毛。ハンカチにもよく付いています。タオル生地のハンカチだと繊維に刺さっていることもありますね。手を洗った後にそのハンカチで拭くと、手に毛が付いていることがあります。ハンカチの意味があるのかは考えないことにしています。

 

誰かと会話している時や、自分が動いた後、猫ちゃんの毛が目の前をふわふわと漂っていることがあります。洋服に付いていた毛が動くことで飛んでしまうことがあるようです。真面目な仕事の話をしているのに目の前をふわふわ。ちょっと和む瞬間です。

 

猫ちゃんの毛が付くのは布製品だけではありません。なぜかスマホの画面にも付いていることがあります。静電気なのか、なんなのか。払うけど、取れないこともしばしば。そんな時はそのままで良いのです。

 

下僕のみなさん以外は信じられない!と思うかもしれません。でも下僕にとっては出先でも猫ちゃんと一緒にいられる気がするのです。それがたとえ一本の毛だとしても。

だから猫ちゃんの毛がたくさん付いている人を見掛けたら、「汚いな」と思わないでいただけると幸いです。猫ちゃんと一緒にいるんだなーと思ってくださいね。

【27本目】猫の目

猫の目

猫の目は不思議です。

明るいところでは黒目が細くなるし、暗いところでは真ん丸になります。人間の黒目はそんな劇的に変わらないのに。不思議。

 

黒目が細い時の猫様はなんだかカッコよく見えます。窓辺に座って外を眺めている時なんて、とても凛々しいです。光の中で佇む姿が神々しいのです。「なんだ、人間よ」ぐらい言いそうです。

 

一方、真ん丸黒目の猫様はとてもかわいいのです。夜、照明を落としている時なんて、おめめがくりくりです。そこにおもちゃなんて出したらますます真ん丸でくりくりになります。超絶かわいいです。

 

 

猫の目が不思議なのは黒目だけではありません。

猫は大人になると目の色が変わることがあります。子猫時代は薄い青なのに、大人になると黄色に変わったりします。子猫時代の青い目のことをキトゥンブルーというそうです。うちの猫様もキトゥンブルーだったそうです。かわいい。

 

※猫様の子猫様時代。キュン死注意↓

 

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(左:猫様 右:猫様の兄弟)

 

キレイな青色です。現在は黄色に変化しています。ついでに態度や貫禄にも変化が出ています。

 

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猫の中でも特別な目を持つ子もいます。

昔、我が家にいた初代の猫様(今の猫様の実の兄)は両目の色が違う、オッドアイでした。黄色と青色の目を持っていました。

それはそれは不思議な子でしたが、欲望に貪欲で筋骨隆々。見た目は神々しかったですが、性格はフレンドリーで真っすぐ、ちょっとお馬鹿さんなところのある子でした。

 

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猫様はフレンドリーだけど落ち着いていて、とても頭が良いです。兄猫様とはちょっと違います。体は割とマッチョですが。

 

そうそう。人間でもオッドアイの方はいるそうですね。黒目の色が左右で違うようです。ちょっとかっこいい。

私の黒目は真っ黒で、大きいです。カラコンを付けているのか?とよく聞かれますが、裸眼です。一度もコンタクトは付けたことはありません。

 

と、ふと気が付きました。

人間は黒目の色が違うけど、猫は白目の色が違いますね?なんでだろう。ちょっとググってみたけど、はっきりした答えが見つけられませんでした。

(DMM英会話の予約時間が迫ってるから調べるのはまた今度な!)

 

 

猫の目って本当に不思議です。猫様は今まで2回目の手術をしています。角膜に穴が空いてしまったのです。

2回目の手術は2019年9月でした。4ヶ月たった今、獣医師から「完治ですね」と言われるまでに回復しました。透き通った、キレイな目に戻りました。

 

人間でもこんなにキレイに治るものなのでしょうか。それとも猫様の生命力?

猫様は今年で11歳になります。もうしばらくその抜群の生命力を使って、元気で長生きして欲しいものです。

マジ、お願いしますわ、猫様。

【26本目】落ち着きがない

落ち着きがない

子供の頃はとても大人しくて落ち着いていました。

一人遊びが好きで、自分の部屋で黙々と遊んでいました。おもちゃは家具が揃っていないシルバニアファミリーと、洋服が数着しかないジェニー。足りない家具はレゴや工作で作っていました。洋服も母に作って貰ったり、自分で作ってみたり、工夫していた覚えがあります。設定を妄想して一人で長時間遊んでいました。

ゲームをするようになってからは、学校から帰ると晩ご飯までノンストップでプレイしていました。RPGが好きでした。

 

我ながらあの頃は集中力があったな、と思います。それが今や、うるさくて落ち着きのない大人に成長してしまいました。

 

仕事の打ち合わせ中はとにかく何かを弄っていないと気が済みません。打ち合わせ卓のテーブルタップを弄ったり、モニタのリモコンを弄ったり、自分のノートに猫の絵を描いたり、他人のペンをくるくる回したり、他人のペンで他人のノートにいたずら書きをしたり、ストレッチをしたり、手の平を合わせて音を鳴らしてみたり…。

我ながらひどいもんです。話は聞いているのですが、ただ黙って話を聞いていられないようです。注意力散漫です。

 

ただ、黙って聞ける時もあります。それは興味のある打ち合わせの時です。

落ち着きがない時は、だいたい興味のない打ち合わせなのです。大事な時間を使って意味のないことをするのが耐えられないのです。意味のないことに時間を費やすより、自分の仕事を進めたいのです。

 

とはいえ、さすがにいい大人なので、打ち合わせ中はコントロールするようにしています。どうしても落ち着きがなくなりそうな時はノートに自分の思いのたけを書きます。他の人からは打ち合わせの内容をメモしているとしか見えないと思います。やったね。

 

 

もう一つ、落ち着きがなくなる時があります。自宅で仕事か勉強している時です。仕事中に家事を始めたり、スマホを触ったり、別の仕事を始めたり、勉強を始めたり、一つのことに集中できなくなります。

 

これは他にすることがある時です。こういう時はタスクを紙に書き出して時間割を決めます。15時~16時は仕事、16時から16時半まで洗濯物を畳む、16時半から17時半まで勉強、と決めてしまいます。すると、その通りに集中して動けるのです。私ってば単純。

 

ただし、このコントロール方法は非常に疲れます。自分の意思や体力は一切無視ですから。社会人大学生をしていた時は、よくこの方法で仕事と勉強と家事と趣味をしていました。

でも、世の中の忙しい人ってもっとすごいスケジュールで仕事してますよね。よくできますね。変態ですね。

 

 

一時期、病気なのか?と思ったことがありました。でも、私が落ち着きがなくなってしまう原因は分かっていますし、コントロール方法も分かっています。単にやることが多すぎるのです。

 

エッセイを書き始めてから幾度となく忙しいことを書いている気がします。忙しいアピールみたいでなんかすみません。自重します。

 

猫ちゃんは落ち着いている人間の方を好むそうです。動きがゆっくりで、低い声の人を好むのだとか。個猫差はあると思いますが。

 

ということは、私は私はもうちょっと落ち着いた方が良さそうです。猫様に嫌われたら生きていけません。あ、生きていけないということは来世で猫にある日も近いのかも?いや、来世で猫になるにはまだまだ徳を積まないといけません。猫様をもっと愛でないと!

 

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ほら!「もっと愛でなさい」って顔してるし!