猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


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【26本目】落ち着きがない

落ち着きがない

子供の頃はとても大人しくて落ち着いていました。

一人遊びが好きで、自分の部屋で黙々と遊んでいました。おもちゃは家具が揃っていないシルバニアファミリーと、洋服が数着しかないジェニー。足りない家具はレゴや工作で作っていました。洋服も母に作って貰ったり、自分で作ってみたり、工夫していた覚えがあります。設定を妄想して一人で長時間遊んでいました。

ゲームをするようになってからは、学校から帰ると晩ご飯までノンストップでプレイしていました。RPGが好きでした。

 

我ながらあの頃は集中力があったな、と思います。それが今や、うるさくて落ち着きのない大人に成長してしまいました。

 

仕事の打ち合わせ中はとにかく何かを弄っていないと気が済みません。打ち合わせ卓のテーブルタップを弄ったり、モニタのリモコンを弄ったり、自分のノートに猫の絵を描いたり、他人のペンをくるくる回したり、他人のペンで他人のノートにいたずら書きをしたり、ストレッチをしたり、手の平を合わせて音を鳴らしてみたり…。

我ながらひどいもんです。話は聞いているのですが、ただ黙って話を聞いていられないようです。注意力散漫です。

 

ただ、黙って聞ける時もあります。それは興味のある打ち合わせの時です。

落ち着きがない時は、だいたい興味のない打ち合わせなのです。大事な時間を使って意味のないことをするのが耐えられないのです。意味のないことに時間を費やすより、自分の仕事を進めたいのです。

 

とはいえ、さすがにいい大人なので、打ち合わせ中はコントロールするようにしています。どうしても落ち着きがなくなりそうな時はノートに自分の思いのたけを書きます。他の人からは打ち合わせの内容をメモしているとしか見えないと思います。やったね。

 

 

もう一つ、落ち着きがなくなる時があります。自宅で仕事か勉強している時です。仕事中に家事を始めたり、スマホを触ったり、別の仕事を始めたり、勉強を始めたり、一つのことに集中できなくなります。

 

これは他にすることがある時です。こういう時はタスクを紙に書き出して時間割を決めます。15時~16時は仕事、16時から16時半まで洗濯物を畳む、16時半から17時半まで勉強、と決めてしまいます。すると、その通りに集中して動けるのです。私ってば単純。

 

ただし、このコントロール方法は非常に疲れます。自分の意思や体力は一切無視ですから。社会人大学生をしていた時は、よくこの方法で仕事と勉強と家事と趣味をしていました。

でも、世の中の忙しい人ってもっとすごいスケジュールで仕事してますよね。よくできますね。変態ですね。

 

 

一時期、病気なのか?と思ったことがありました。でも、私が落ち着きがなくなってしまう原因は分かっていますし、コントロール方法も分かっています。単にやることが多すぎるのです。

 

エッセイを書き始めてから幾度となく忙しいことを書いている気がします。忙しいアピールみたいでなんかすみません。自重します。

 

猫ちゃんは落ち着いている人間の方を好むそうです。動きがゆっくりで、低い声の人を好むのだとか。個猫差はあると思いますが。

 

ということは、私は私はもうちょっと落ち着いた方が良さそうです。猫様に嫌われたら生きていけません。あ、生きていけないということは来世で猫にある日も近いのかも?いや、来世で猫になるにはまだまだ徳を積まないといけません。猫様をもっと愛でないと!

 

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ほら!「もっと愛でなさい」って顔してるし!