猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


[広告]

【31本目】買えない

買えない

毎日21、22時ぐらいまで残業してたらさすがに疲れました。

この週末はほとんど家から出ず、誰とも合わず、溜まった家事と自分の会社の仕事をしていました。

 

そんな週末もあと数時間。晩ご飯の準備をする前に、ブログでも書こうかとノートPCを開いた途端に猫様がやってきて、PCの角に口角を擦り付けてきます。おかげで現在ディスプレイが傾いて見づらい状態です。いつもありがとうございます。

 

 

世間ではコロナコロナと大騒ぎでも、時差通勤やテレワークもどこ吹く風。毎日朝から出社して夜遅くまで残業しています。

契約先の会社では時差通勤を推奨していますが、職場ではなーんにも言われません。そのため、勝手に30分遅く出勤していますが、まだ気が付かれていないようです。良かった。(良いのか?)

 

約2週間前になんとか買えたマスクももうすぐ無くなりそうです。でも忙しいので買いに行く暇なんてありません。夜や週末にお店に行っても何にもありません。マスクの気配すらありません。マスクは気配を完全に消せるようです。

 

もうこうなったらマスクを洗ってもう一度使わざるを得ません。時間があれば手作りするのですが、こうも忙しいと無理そうです。もしくは職場で備蓄されていたマスクを貰うことにします。

私の職場では、マスクが無い人は一人一日一枚貰っても良いことになっています。でも、みんな遠慮してあまり持っていかないのです。盗まれたりもしません。すごいね、モラルの高さ。時差通勤はスルーだけど。

 

マスクをしなければいいですって?花粉症だし、下僕の私が感染したら誰が猫様のお世話をするんです?少しでも感染の可能性を抑えるためにマスクは必要なのです。全ては猫様のためです。

 

 

マスクが無いなと思っていたら、今度はトイレットペーパーが無くなりそうです。金曜日の夜時点で我が家にはあと3ロールしかありませんでした。

週末に買おうと思っていたのに、街中からトイレットペーパーが消えました。もし今、下痢になったらどうしてくれるんだ。

 

金曜日の夕方、千葉在住の友人が近所のドラッグストアとコンビニには何もないと連絡が。トイレットペーパーだけではなく、ティッシュもないとのこと。バカなの?アホなの?

ネットで見てみたら生理用品までないとか。本当にバカなの?アホなの?

 

金曜日の夜、残業をして帰宅したのが22時半。家の近所のコンビニを数件回ってみたけれど、トイレットペーパーはやはりありませんでした。うちの近所にはおバカさんとアホな人がたくさん住んでいるようです。

 

それでもティッシュペーパーと生理用品はそれなりに置いてありました。おバカさんとアホな人が多いようですが、近所の住民の最低限のモラルを信じられそうです。

 

おそらくトイレットペーパーはすぐ正常に供給されるでしょう。この週末はかなり節約して使いました。まだ2ロールあるので、我が家はなんとかなりそうです。下痢にならなければ。

 

 

猫様にトイレットペーパー不足をどう解消したらいいのか聞いてみました。皆さん、心して聞いてください。

 

f:id:tsubakimoto_neko:20200301115043j:plain

 

「トイレットペーパーがないなら、自分で舐めればいいじゃない。」

 

とのことです。その手があったか!

【30本目】呼び方

呼び方

お父さん、お母さん、パパ、ママ、父さん、母さん、おとん、おかん、父上、母上、お父様、お母様、親父、お袋。

両親の呼び方は家庭によって呼び方はそれぞれだと思います。それに呼び方は変化することもあります。小さな頃はパパ、ママと呼んでいた子供も大人になって親父、お袋と呼ぶこともあるでしょう。

 

私が子供の頃、両親の呼び方はお父さん、お母さんでした。兄と姉のことはお兄ちゃん、お姉ちゃんでした。末っ子の私はどの家族を呼ぶ時も最初に「お」が付くのです。よく呼び間違えました。

母を呼びたい時に「おに…、おね…、お母さーん!」、姉を呼びたい時に「おと…、おか…、お姉ちゃーん!」と言い間違える訳です。

 

一方、家族は私のことを「〇〇ちゃん」と呼んでいました。そのため、小さい頃は自分のことも「〇〇ちゃん」と言っていました。(〇〇は本名の最初の文字です)

小学生高学年~中学生ぐらいになって自らを「〇〇ちゃん」と呼ぶことに違和感を覚え始めました。でも今から「わたし」とか「あたし」とか言うのもちょっと気恥ずかしい。

 

ある時、閃きました。「わたし」とはっきり言わず「わし」と言えばなんとなく恥ずかしくない!ちょうどその時、大阪に住んでいたので自分のことを「わし」と呼んでも違和感はない!(あります)

というわけで、現在も家族の中では自分のことを「わし」と呼んでいます。うちの母親はオレオレ詐欺には引っかかりません。なぜなら私が電話する時は「わし」って言うからね!ワシワシ詐欺です。

ついでに母まで私のことを「わし」と呼ぶことがあります。それはちょっとおかしいけどまあいいのです。

 

ちょうど同じころ、大阪に住んでいたこともあって、母のことを「オカン」と呼び始めました。本人も気に入っていたらしく、自分のことを「オカン」と言っていました。

 

ある日、学校から帰ってテトリスをプレイするとランキングに知らない名前が登録されていました。ランキングの1位に「OKN」が君臨していたのです。

テトリスをプレイするのは私と母だけ。ということは…?OKN…OKN…オ…オカンか!!!問い詰めるとあっさり白状した母。とても気に入っていたようです。

未だに母から来る手紙やFAXの最後には「OKN」と署名されています。

 

それから少し大人になり、家族のことを家族以外の人に話す際は呼び方を変えるようになりました。父、母、兄、姉。ちょっと大人っぽくてカッコいい。家の中でも採用することにしました。

父はお父さん、母はオカンのままでしたが、兄はお兄ちゃんから「アニ」、姉はお姉ちゃんから「アネ」に変えてみました。どうやら気に入ったらしく、母も「アニ」「アネ」と呼ぶようになりました。

そんなわけで今でもアニ、アネ、と呼んでいます。

 

かくしてお互いの呼び方がおかしな家族が生まれました。自分でも改めて考えてみるととてもおかしいと思いますが、こうなってしまった以上どうしようもありません。このまま東京の片隅でひっそりと暮らしていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【29本目】生き急ぐ

生き急ぐ

生き急ぐとは、人生をどんどん進めて早く終えようとしているかのように見える様子、だそうです。

 

私が仕事を始めたのは19歳の頃。たくさん仕事もしたし、たくさん勉強もしました。あっ、それと、たくさんゲームもしました。

そんな私に対して、周りの大人たちは「生き急いでいる」と言いました。

 

その後、最初に入社した会社を1年半で退職し、5ヶ月間だけ実家でニートをしていました。一日中ゲームをしたり、テレビを観たり、バンドを組んだりして、遊び惚けていました。床に付くのは深夜、朝は10時過ぎに起き、時代劇か西部警察の再放送を観るのが日課でした。ゆっくり生きてみました。

 

ゆっくり生きたニート生活の後、会社員だった頃にお世話になった方から声を掛けていただき、仕事を始めました。その後、現在に至るまでずっと同じお客様のところでお世話になっています。

最初はアルバイト契約でしたが、個人事業主になり、実家を出て一人暮らしを再開しました。25歳の時に勢いで法人を設立しました。フルタイムで働きながら、初年度は自分で決算もして、とにかくなんでもやりました。

そんな私に、周りの大人たちは「生き急いでいる」と再び言うのです。

 

法人を設立した後、仕事が忙しくなってしまい、気が付けば30歳を超えていました。30歳を超えた辺りから趣味の時間が取れるようになり、大学に入学して経営学を学び、日本舞踊を習い始め、英語の勉強をして、ブログを書いて、副業もして…。

 

今はもう「生き急いでいる」とは言われなくなりました。その代わりに「何になりたいの?」と聞かれるようになりました。

 

何に、と聞かれても明確なビジョンはありません。なれるもんならミランダ・カーとかキャンディス・スワンポールとかアドリアナ・リマとか、ヴィクトリアシークレットのエンジェルになりたいです。もしくはスカーレット・ヨハンソンとかアン・ハサウェイとかレディ・ガガとかになりたいです。(なれません)

 

何になりたいのか聞かれるようになり、生き急いでいると言われなくなった理由について、なんとなくわかりました。私が年を取ったんです。

それなりに年を取ったのに結婚もせず、子供おらず、仕事ばかりしていると思いきや、日本舞踊をしていたり。客観的に見るとさっぱり分かりません。

 

人間ってなんだか分からないものが怖いですよね。だから何になりたいのか聞きたいのでしょう。とはいえ、自分でも何になりたいか分からないのに、聞かれても困ります。

返答に困ったときは「猫になりたい」と答えると、だいたいみんな『可哀そうな人だな』という反応をします。色々と察していただけると助かります。