猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


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【58本目】猫様の介護を覚悟した

猫様の腰痛の話の続き。 

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おかげさまで猫様の尻尾は順調に回復中です。

尻尾の先は完全に動くようになりました。しかし、尻尾全体には力が入っていないようです。まだまっすぐ上に立ちませんし、尻尾を引きずって歩いている時が多いです。

 

先日、動物病院で診察を受けました。

尻尾の先が動いたことを伝えると、早朝から深夜まで年中無休で診察している死んだ目をした獣医師(院長)も「おお、そうですか!」と嬉しそう。

 

猫様は動物病院が苦手です。そのため、病院で尻尾が動かないと思ったので動画をスタンバイ。尻尾の先が動いている動画と、尻尾全体にはまだ力が入っていないことが分かる動画を用意しました。

動画を獣医師に見せると「まだ麻痺しているのか痛いのか、引きずってますね」とのこと。

 

でも、経過が順調なのでステロイドは一日2回から一日1回へ減薬になりました。やったね!!!

これでまた1週間投薬して様子見です。

 

 

今回の件で予期せず現実を突きつけられました。なんとなくまだ先だろうと思っていましたが、そう遠くない日に来るかもしれません。それは、猫様の介護です。

 

腰が痛かったからか、尻尾が動かないことでバランスが取りづらかったのか、今までは平気で乗っていた場所に猫様が自ら行くことがなくなったのです。

ベッドか棚からジャンプして7㎝ほどの窓枠に乗る必要があるのですが、狭い窓枠にジャンプできなかったようです。

 

調子が悪かった2週間ぐらいは行きたそうにしていましたが、行きませんでした。窓から外を眺めるのが好きなので、外を見たかったようです。

窓の外を見たいのに見られないのはかわいそう。じゃあ私が連れて行けばいいのです。

 

我が家では前々からカゴツアーという遊びを毎日開催しています。猫様がカゴに入り、私がそのカゴを持って家中を練り歩くのです。

 

このカゴです。

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カゴツアー中は私がカゴガイドです。「前方にキャットタワーが見えてまいりました。こちらはご自由にお使いくださいませ」「左手に見えますのは明日出す予定の燃えるゴミでございます」「こちらキッチンですが普段は立ち入り禁止区域でございます」などなど、一人で喋りながら歩いています。危ないですね。

 

カゴツアー中、猫様は喉を盛大にゴロゴロと鳴らしているので大変ご満足いただいているようです。

 

そのツアー中、行きたくても行けなかった窓に寄るようにしました。カゴに入ったままですが、首を伸ばして窓の外を一生懸命見ています。喉もゴロゴロ鳴らします。

その姿を見て「ああ、介護だ」と思いました。

 

本当に足腰が弱くなってしまったら、きっと自力で窓の外を見ることができなくなるでしょう。そうしたら私が窓の外を見せに行くことになるのでしょう。

それだけではなく、食事や下の世話も全部介助が必要になるかもしれません。

 

大丈夫。覚悟はできました。

最後までちゃんと看取るので安心してください。

 

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ねー。

 

【57本目】麻痺していた猫様の尻尾が動いた!動いたよ!!

前回と前々回書いた、猫様の腰痛の話の続き。 

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ある夜。お風呂に入って髪の毛を乾かして、さて寝ようかなと思った時のこと。

 

いつものソファで横になっていた猫様に寝ますよーと言いに行ったのです。

声を掛けても無視されるので、頭からお尻までつるーんと撫でてみました。

 

すると!なんと!!

尻尾の先がぴこんと動くではないですか!!!

 

見間違いかな?寝ぼけてるのかな??夢かな???

と思い、もう一度撫でるとやっぱりぴこんと動く尻尾の先。

 

これは!!!!と真夜中にテンション爆上がり。

ついこんなつぶやきをしてしまいました。

 

 

テンション上がりすぎてしばらく眠れませんでした。猫様はぐっすり寝ていたけど。

 

テンション高めに寝床について、翌朝目が覚めると枕元に猫様。

もしかしたら見間違いかもしれないと自分で自分が信じられなかったので、もう一度撫でてみました。

するとやはりぴこんと動く尻尾の先。

 

夢じゃなかった…!動いた!動いたよ!!猫様の尻尾が動いた!!!

 

 

この日は脳内お祭り騒ぎでした。

しかし、尻尾が動くことが嬉しくて何度も撫でていたら、だいぶイラつかせてしまったようです。

 

この日の夜、動画を撮りながら撫でたら…

 

完全に手を食われそうになりました。イラつくのも当然です。ちょくちょく撫でられていたのでうっとおしかったのでしょう。ごめんよ。

 

尻尾の先はだいぶ動くようになりました。しかし、まだ完全に元通りにはなっていません。

 

以前は尻尾をピンと立てて歩いていましたが、今はまだ尻尾の先を引きずって歩いています。

また、以前は撫でると尻尾をピンと立てていました。しかし今は根元だけ真上にピンと立ちますが、真ん中から先は立ちません。尻尾は弧を描きます。先週に比べると弧のカーブが緩やかにはなっていますが。

 

まだ痛みがあるのか、動かないのか。完全には治っていないようです。

でも、良いのです。まったく動かなかった尻尾の先が少しは動くようになったのです。

それだけでも十分なのです。

 

本人は全くの無表情なので何を考えているのかわかりません。動かなかった尻尾が動くようになったら結構な事件だと思うのですが。もしかしたら何も考えていないかも?

 

とにかく症状が改善したので、がんばって薬を飲ませた甲斐がありました。

治療はもう少し続きそうですが、とりあえずは一安心です。

 

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なにその変な恰好。右手と右足どこいった…?

 

【56本目】猫様の尻尾は麻痺しているけれど

前回書いた、猫様の腰痛の話の続き。 

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鎮痛薬を飲み終わった日。

尻尾の根元は少しだけ動くようになりました。しかし尻尾の真ん中から先は動きません。だらん、と垂れたままです。触っても無反応なので麻痺しているようです。

 

ああ、なんてことだ…私がもっと気を付けていればもしかしたら…ごめん猫様…と絶望していました。

でも、猫好きの友人に言われたことで少し気が楽になりました。

 

「痛くなければ良いんだけど」

 

そうだった。猫様が痛くなければ良いんだ。

目が無くなっても、足が無くなっても、猫様は世界で一番かわいいんだった。尻尾が動かないぐらい、ちょっとした誤差だ。

 

本人もあんまり気にしていないようです。座る時、自分で思いっきり踏んだまま座ってるし。

 

 

とりあえず、また動物病院へ連れて行きました。

状況を説明するとやはり馬尾(ばび)症候群かもしれないとのこと。ただ、診断するにはMRIを撮らなくてはなりません。

しかし、MRIを撮るには全身麻酔しなければならないのです。しかも5万円かかるそうです。

お金は良いのです。無職だけど。5月からの仕事も決まってないけど。

 

やっぱり全身麻酔はちょっと躊躇してしまいます。

猫様は11歳。今年12歳になります。人間だったら65歳ぐらい?もうおじいちゃんです。

 

年齢のこともそうですが、持病の心臓病も気になります。できれば全身麻酔は回避したいところです。

 

獣医師と相談しましたが、鎮痛薬で改善が見られたのでステロイドを投与することになりました。ステロイドで炎症が収まればMRIも手術も必要ないそうです。

 

期待を込めて猫様に薬をあげました。するとなんということでしょう…!盛大に吐きました…。

 

ああ、しまった。猫様は一部の薬にアレルギーがあるようで、胃腸薬を先にあげないと吐いてしまうのです。

急いで病院に電話し、胃腸薬を用意してもらい、光の速さで病院まで行きました。歩いて片道40分ぐらいかかるんですけど!電車かバスでも30分!死んじゃう!しかも21時過ぎてるし!

 

帰宅してすぐ胃腸薬を飲ませて様子を見ると少し落ち着いた様子。

一安心!と思ってお風呂に入り、寝ようとすると猫様がまた吐いている…。結局、夜中に何度も吐いてしまいました…。

 

早朝にもう一度胃腸薬を飲ませるとようやく嘔吐が止まりました…。良かった…。お互いへとへとですよ…。

 

動物病院の営業時間になって即電話。

すると何種類か混ざっている薬の中から、抗生剤を除いてあげてくださいとのこと。合点承知の助!そうだ!猫様は抗生剤がダメだったんだ!

 

抗生剤だけを取り除いて、猫様に投与!お願い!もう吐かないで!

30分…1時間…吐かない!猫様が吐かない!!もう吐かないよ!!!完全勝利!!!!

 

というわけで、抗生剤を除き、ステロイドを5日間あげました。

すると、なんと猫様の尻尾の根元が完全に真上に上がるようになったのです!でもやっぱり真ん中から先は動きません。なので、尻尾を上げると弧を描くようになりました。

 

でも、気のせいかもしれないけど、見間違いかもしれないけど、尻尾の先が動いてるように見える時があるのです。

治ってほしいという期待があるからかもしれませんが。人間は見たいものしか見えませんからね。

 

で、ステロイドで改善が見られたので下僕は小躍りしながらまた動物病院へ。

獣医師も先は麻痺しているようだけど、なんだか動くように見えるとの見解。ほら、やっぱり!

とりあえずもう1週間ステロイドを投与して様子をみましょうとのこと。また1週間後に病院です。

 

ちなみに、獣医師は尻尾の先は麻痺しているので痛みはないですよ、と言っていました。そりゃそうか。

根元はステロイドのおかげで炎症が収まってきているので、強く触らない限り痛みはないと思います、とのこと。

 

痛くないなら良いんです…猫様がつらくなければ…。

ねえ、猫様…。

 

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ついこの間まで痛かったのに、よく平気でそんな恰好できますね…?

 

 

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猫様がつらくないといいな…。