雛祭りと端午の節句のちょうど間
今日は4月4日ですね。見出しの通り、ちょうど間です。そのせいで今日は「オネエの日」なんだそうです。主に新宿二丁目方面で活躍されている方に聞きました。たしかに女の子と男の子の日があるんだから、中間があってもいいですね。そんなわけで、私が初めてゲイバーにいった時の話でもしようと思います。
あれは10年前…
私がまだピチピチでギャルギャルしていた頃の話です。ピチピチでギャルギャルは嘘ですけど。友人(女)の友人(女)の友人がオネエの方でした。遠すぎてもはや赤の他人なんですけど、ゲイバーに行くというので私も連れて行ってもらいました。前から行ってみたくて仕方なかったのでわくわくしましたよね。
友人の友人の友人に連れて行ってもらったのが小さなゲイバー。ノンケも女性も入ってOKな、いわゆる観光バーというのでしょうか?店内はカウンターのみで8人座って限界でした。ここのママがおもしろかった。見た目はぽっちゃりしたお兄さん。でももう毒舌がおもしろくて。笑いすぎて腹筋とれました。
このママに「あんた顔にいくら(整形費用の意味)かけてんのよ。」とか私の胸をわしづかみにした挙句「なかなかいいの持ってるじゃないの。」とかやりたい放題ですっかり終電逃しました。
とりあえず2軒目行こう、と友人の友人の友人に連れられて別のお店へ。次のお店はソファー席もあり、カラオケができるゆったりしたお店でした。そのお店に入るなり、私を見た店員さん数名が「ねえ、おニューの方じゃなぁい?おニューよ!おニュー!」とはしゃぎ始めました。完全にニューハーフに間違われる私。一応、女なんですけどね。まあ、いいんです。オネエの方に「ニューハーフに間違われるってことはキレイって意味よ。」ってフォローしてくださいましたから。
そのお店には女装した方と男性の恰好なんだけどんまー細くて中性的な男の子がいました。この中性的な男の子が優しかった。私がもう眠くてソファーで横になったら「風邪ひいちゃうわよ♡」って毛布をかけてくれましたよ。なんて気立てのいい子なのかしら。その間、女装したオネエの店員さんと友人たち3名はカラオケで踊り狂ってました。私より年上なのに元気だなーと思いながらうとうと。
始発の時間になって、ではそろそろ帰りましょうとなったところで気が付きました。一人足りない。どうやら友人の友人の友人はお気に入りの男の子を見つけていなくなったとのこと。ああ、と納得して女3人でお店を出ました。
電車に乗る前に「牛丼が食べたい。」という友人。松屋によって牛丼を頼んだのですが、体調がいまいちだったので残すだろうなあと思ってたらぺろりと完食。お味噌汁が美味しかったです。徹夜明けのお味噌汁ってなんであんなに美味しいんだろう。
数年後、最初に行った毒舌のママがいるお店に行きたくなって、一人で二丁目に突撃しました。ですが、お店はなくなってました。近所のバーで聞き込みしたのですが、もうどこかへ移転してしまったとか。この業界は移り変わりが激しいそうです。仕方ないので、そのバーでオネエの方々とちょっと絡んで帰りました。
ていうなんてことないお話でした。ていうかね、実はお酒一滴も飲めないんです。本当は二丁目にもっと行きたいのに、お酒頼めないとなんかねえ?たしなむ程度にお酒が飲める体だったらなあ。あーまたゲイバーに行きたいなーと思ったオネエの日でした。