猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


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【20本目】最初の記憶

最初の記憶

一番古い記憶は3,4歳の時です。

冷蔵庫を買い換えたのを覚えています。緑色の冷蔵庫から白の冷蔵庫になった気がします。台所の勝手口から業者のお兄さんたちが冷蔵庫を運び入れたのを覚えています。

ちなみに、家電の緑色ブーム、ありましたよね。あれって何だったんですかね。緑色の掃除機も家にあった気がします。それは置いておいて。

 

当時の記憶は他にもあります。当時は山口県に住んでいました。大きな木があって、立派な庭のある一軒家だったと思います。大きな門扉を首が痛くなるほど見上げた記憶があります。

恐らく、今見たら普通の高さの門扉なのでしょう。だから大きな木、というのももしかしたら普通の大きさなのかも。でも庭師さんが定期的にせん定に来ていました。

 

 

これも山口の記憶だと思いますが、母親と縁側に座っていたら野良猫が来た覚えがあります。当時から猫ちゃん大好きだったからか、手を出したら見事に引っ掻かれました。母親が慌てていた覚えがあります。私は痛いなーぐらいの記憶しかありませんが。傷跡はもう残っていませんが、大人になるまでうっすら残っていました。

 

ただ、この辺りの記憶は後から家族に聞いて補正されている可能性もあります。

 

 

先日、元旦に実家に帰った時に私が子供の頃の話を聞きました。

私が3歳ぐらいの時です。突然肘が痛いと泣き始めて、母が慌てて病院に連れて行ったそうです。お医者さんに見て貰うと肘が外れてるかもとのこと。泣きわめく私をなだめながら肘を入れたそうです。

その後、お医者さんがぜんまいで動くおもちゃを机の上で動かしてみると、私は痛いと言っていた方の手を使って、速攻でおもちゃを掴んだそうです。貪欲ですね。

それを見てお医者さんは「大丈夫ですね。」と言ったそうで。子供の扱いに慣れてらっしゃる。

 

自分は覚えてないけど、こういう話を聞くのは面白いです。私は三人兄弟の末っ子で、上の二人とは年齢が離れています。一番上とは12歳、二番目とは9歳の差があります。母親に加えて、上の二人からも話を聞けるので私の情報は集まりやすいです。末っ子の利点です。

 

 

猫様も昔の記憶はあると思います。猫様は適応能力が高く、フレンドリーで知らない人でもあまり怖がりません。また普段から落ち着いていて、慌てたりパニックになることはほぼないです。そして、頭は良いです。たぶん。

 

以前、『世界ネコ歩き』を見ていた時、猫様もソファに座って一緒に大人しく観ていました。しかし、子猫たちが鳴きながら遊ぶシーンになった時、猫様はおもむろに立ち上がってテレビの前に移動しました。そして、子猫を探し始めたのです。

テレビの画面を触ったり、テレビの裏を見に行ったり、確実に子猫を探していました。子猫のシーンが終わると、またソファに戻って大人しくテレビを観始めました。

 

その後も子猫が出て来ると「おっ」という感じで体を乗り出していました。テレビ、ということは理解したようですが、やっぱり子猫が気になっていたみたいです。今でもテレビに子猫が出てきたり、子猫の動画を見せるとじっと見ています。

 

猫様は我が家に来る前、10ヶ月になるまでブリーダーさんの家にいました。買い手が見つからなかったためです。縁あって里親としてうちに来ることになりました。

引き取る時に聞いたのですが、猫様は子猫の遊び相手になっていたそうです。ブリーダーさんの家なので、いつも子猫がいたようです。

 

ということは、猫様はその時の記憶を思い出したのかもしれません。子猫の鳴き声を聞いて、一緒に遊んでいたことを思い出した可能性があります。なんかすごい。

もしくはただ単に子猫が大好きなタイプ、という可能性もありますが、その辺は深く追求しないようにしましょう。