猫になりたい

将来の夢は猫になることです。


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買っちまったぜ…:着物の話

たんす屋創業祭に行きました

昨日は普段気軽に着られる着物が欲しくて、たんす屋(着物屋さんです)の創業祭に行ってきました。中古で渋い色味の小紋か紬があれば、と思ったんです。そんな軽い気持ちで行ったら受付で「行きつけの店舗を教えてください。」と言われて、焦る私。だって店舗名なんて覚えてないもの。「浅草のあそこのあのあの」なんて言ってたら「仲見世店ですかね?」とお姉さんがフォロー。浅草に6店舗もあるそうで。覚えられないっすわ。

そしたら受付のお姉さんが「仲見世店の方~、お客様がお越しです~。」とアナウンス。内心『えっ、まじで?気軽に一人でぶらぶら見られないの?』とあわあわしてました。だってこういうの来たの初めてなんですもの。そして現れる完全なるおじいちゃん。どうやら仲見世店の元店長で定年退職したけど催事なのでお手伝いに来たそうです。ちょっと衝撃だったのが、喋る前にフリスク食べてました。おじいちゃんとフリスクって初めての組み合わせでちょっとびっくり。

 

おじいちゃんにどういうのを探しているのか聞かれて伝えると、サイズが合いそうな着物を色々見繕ってくれました。私は背が高めで手が長いので中古の着物で合うのは少ないです。で、気になった着物をだいたい2万~5万ぐらいの4枚ほどピックアップ。じゃあ試着してみましょうと、超プロっぽいおばあちゃん登場。このおばあちゃんも定年退職したけど催事なのでお手伝いに来たそうで。数々の店員を育て上げた超ベテランだそう。なるほど、お話がとっても上手。それにアドバイスが上手。私の好きなテイストをすっかり見抜かれてしまいました。

 

あーだこーだ試着していたら最初のおじいちゃんが反物を持って登場。B反を持ってきたんです。大島紬の好みどストライクな柄のB反。あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ってなりましたよ。だってずっと探してた感じの柄だったんです。反物を掛けてもらったら…もうね、他の着物いらないやって思ってしまいました。で、値段を見てびっくり。10万円代でした。物によっては50万とか80万とかするものも。なので、大島紬は中古で買う物、としか考えてませんでした。

 

ちなみに私が気に入った大島紬は、こんな感じのです。

  

それでも大きな買い物なのでうーんうーんと悩んでいたら集まってくる店員のおじいちゃんとおばあちゃんたち。無理しないでね、というおじいちゃん。でも今買わないと二度と会えないわよ、と煽るおばあちゃん。あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ってしてたら、おじいちゃんがお土産くれました。着物にファンデーションとかが付いてしまった時、真綿で撫でるとキレイになるんです。以前、ネットで見て「ふーん。」としか思ってなかったんです。その真綿をくれました。まだ買うって決めてなかったのになんでくれたのかな、おじいちゃん。でもありがとう!!!

 

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で、もうね、買っちゃいました。大島紬の反物。色は黒で柄もシックだけど大島紬にしては珍しい柄で、80代でも着られそうな素敵な柄です。仕立て上がるのは5月中旬、と言われたんですが5月頭に日本舞踊の舞台を見に行くのでそれに着ていきたい、といったら4月末にしてくれました。半月も早くできるとか大丈夫かな。縫ってくれる人に申し訳ないと思ったけど、お願いします!!!

 

以前、色無地(フォーマル用の着物)は仕立てたことはあるんですが、普段着られる着物を仕立てたのは初めてでした。今まで中古かポリエステルの着物しか持ってなかったので、なんだかレベルが上がったみたいでドキドキします。早く着て歩きたいな~。というか、もうしばらく着物も洋服も買わないっす。お金ないっす。

 

一応、同じような柄の反物がネットで売ってないか確認しましたが、見つからず。もし自分が買った値段より安く売ってるのを見つけたらたんす屋の悪口を書きなぐろうと思ってたんですが、大丈夫でした。安心してください>たんす屋さん

 

あ、今日は普通の日記ですね。みなさま良い一日を!

 

 

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