2ヶ月以上もブログを放置していたのは主にやる気がなかったからですが、実はなかなか大変なことが起こっておりました。
猫様のおめめが!
猫様はアレルギー持ちなので、すぐにおめめがかゆかゆになってしまうのです。なので、よく自分でごしごししていました。
ある日、仕事から帰宅すると猫様の片目の表面が真っ白になっていたのです。びっくらこいた私は猫様を病院に担ぎ込んだのです。
すると、角膜が傷ついて壊死した角膜が張り付いているということでした。目薬と抗生剤をもらって、ひとまず様子を見ましょうとのこと。
目薬を差すと若干、白い壊死した角膜が減ったような…?でもちょうど目の中心部分に張り付いている、白い部分は取れません。
さらに抗生剤を飲ませると、ご飯を食べなくなり、その結果、猛烈に吐くという残念なことに…。
抗生剤は中止して、元気になったものの、白い角膜は取れません。目薬を差して2ヶ月ほど様子を見ていたのですが、やっぱり白い部分は取れないのです。
獣医師と相談して、白く壊死した角膜を手術で除去することになりました。
瞬膜フラップ手術
目の手術なので、当然全身麻酔です。猫様は心臓が弱いので心配でしたが、心臓に優しい麻酔にして貰いました。
白く壊死した角膜を削ると、角膜が薄くなります。すると少しの刺激で角膜に穴が空いてしまう可能性が高くなります。
なので、エリザベスカラーは必須です。さらに、手術後2週間は「瞬膜フラップ手術」で角膜を保護することになりました。
猫は瞼の内側にもう一枚、瞼のような膜があり、それを「瞬膜」と言います。
その瞬膜を上瞼と縫い付けて角膜を瞬膜で覆います。そうすることで、外からの刺激からも守り、角膜の修復も早くなるのだそうです。
そんな説明を受け、いざ手術へ。
猫様を動物病院に預けて帰宅すると、家に猫様がいないのです!(当たり前)ほんの数時間でしたが、なんか落ち着かなかったです。
そわそわしながら夜になるのを待ち、麻酔から覚めた猫様を迎えに動物病院へ。すると猫様が「ぎゃんぎゃん」言っているじゃありませんか。おこです。激おこです。
そして瞬膜を上瞼に縫い付けられ、お岩さんのような猫様。慣れるまでは痛々しくて見てられませんでした。
また抗生剤を貰い、急いで帰宅しました。猫様も激おこでしたし。
帰宅しても猫様はおこです。なので、いつもはあげない美味しいご飯を上げたら少し機嫌を直したようで一安心。
エリザベスカラーを付けて、目をお岩さんにして、不機嫌そうな顔でベッドに座ってる姿が笑っちゃいけないけど、ちょっと笑えました。
病院から帰ってすぐの猫様です。背中から怒りがにじみ出ております。
手術から帰って来て、しばらくすると猫様はトイレに行きました。ついでに洗面所で水を飲んでくるのが決まりなのですが、なんだか様子がおかしい。腰がひけた状態で家中を早足でウロウロしています。
恐らくは、洗面所の鏡で自分の目を見て動揺したのではないかと。考えすぎですかね。「元通りになるからね」と言い聞かせておきました。
エリザベスカラーも慣れないようで、夜寝る時には私の腕に無理矢理首を乗せてきて、強制的に腕枕をさせられました。かわいいけど、腕が動かせなくてしんどいっす。翌日は腕が痛くなりましたよ。
病院で借りたカラーはプラスチックで硬いので、寝辛そうでした。なので、首が布製になっているこちらのカラーを購入。
サイズも色々あるので、購入する場合はちゃんと計ってからの方が良いですよ。
つけるとこんな感じ。
痛々しくてかわいそうなので、おめめは大好物のイチゴで隠してみました。
猫様はSサイズでちょうどぐらいでした。ロングと普通、どちらも購入しましたが、普通で十分でした。 (写真はロングです)
これに変えてから、寝やすくなったみたいです。腕枕を要求してこなくなりました。良かったけど、ちょっと悲しい。
猫も風邪で喉が痛くなるのね
手術から数日後。やはり抗生剤が合わないようで嘔吐を繰り返すように。ご飯も食べなくなりました。
ご飯を食べないとますます吐くようになるので、液体のご飯をなんとか飲ませてました。
これ、マジでいつも助かっています。
この液体のご飯や薬を飲ませると、口を開けたまま固まるようになりました。こんな姿は今まで見たことがありません。
口内炎かと思い、口の中を一生懸命見ましたが赤みもないので口内炎ではなさそう。それにしたって、やっぱりおかしい。
おかしいので、お岩さんの猫様を病院へ担ぎ込みました。
口を開けたまま固まることを話すと、口の中をまじまじと見た後に「口内炎ではないです。風邪ですね。猫も喉が痛くなります」とのこと。し、知らなかった…!
抗生剤は注射にして貰い、インターフェロンを注射し、ご飯も食べないので点滴もして貰いました。さよなら、私の一万円札たち!
「ご飯を食べなかったら翌日も点滴に来てください」と言われ、速攻で帰宅。猫様はまたしてもおこです。
翌日もご飯は食べず、喉も痛そうにしています。なので、また病院へ。またしてもさよなら、私の一万円札!
「ご飯を食べなかったら翌日も(以下略)」と言われ、速攻で帰宅。猫様もおこです。
その日、私は猫様に何度も何度も言い聞かせました。
「ご飯を食べないと明日も病院へ行くよ」
「ご飯を食べないと病院だよ」
「ご飯を食べなかったらまた病院に行くからね」
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・
・
すると、なんということでしょう。
猫様は非常に不本意そうな顔をして、上目遣いでじっとりとこちらを見ながら、ご飯を少しだけ食べたのです。
よっぽど病院に行きたくなかったようで。とりあえずはご飯を食べたので、一日様子を見ました。どうせ明日は病院へ行く予定でしたし。
猫様はご飯を食べたぞ!と言わんばかりに得意げにしておりました。それでも喉を痛そうにするのは変わらずです。
翌日にまた病院で診て貰い、念のため点滴もして貰いました。最近ずっとさよならしてばかりの私の一万円札!
ご飯を食べるよう言い聞かせたらちょっと食べたと獣医師に伝えると、「分かってますね」と笑ってました。
このままご飯を食べるようになったら、次は抜糸のため一週間後に来てくださいとのこと。
病院から帰宅して、おこの猫様にお気に入りのウェットフードを差し出してみると、ちゃんと食べた!なんだよ!食べるんじゃん!
それから食欲はモリモリ戻り、一週間後にはドライフードも食べるようになりました。一安心です。
カラーを付けた生活もずいぶん慣れました。
カラーを付けてても、こんなに丸くなれるんだぜ!
ついに抜糸だ!
さて、手術から二週間が経ったので、ついに抜糸です。エリザベスカラーはまだ必要ですが、手術したおめめが見える!と意気込んで病院へ。猫様はまたか!とおこ。
抜糸はあっさり終わり、手術後の目を初めて見ました。白い角膜はキレイに取り切れず、まだ残っていました。これ以上削ると角膜に穴が空いてしまうのだそうです。
目薬で根気よく治していくと、そのうち白い部分はなくなると思うと言われました。
とりあえずは小躍りしながらおめめぱっちりの猫様と帰宅。やっぱり猫様はおこなので、大好物のこちらを贈呈。
ちゅーるよりこっちの方が好きみたいです。猫にも好みがあるんだなあ。
抜糸から二週間はエリザベスカラーを付けたままの生活です。カラーを付けてはいるものの、ご飯も食べるし、体はたいぶ元気になりました。
遊んで欲しくてよくボールを運んでくるのですが、カラーの新しい使い方を学習したようです。
なんと、顎とカラーの間にボールを挟んで運んできたのです。えっ、なになに、天才なの?
カラーはしているけど、すっかり元気なので、朝も早起きするようになりました。朝方、苦しくて目が覚めると、こんなことになっていました。
寝ている私のお腹の上に猫様が座っています。30分くらいは動きませんでした。ていうか、もうこれ花瓶よね。
さらには、この段ボールに入って遊ぶのが気に入ったらしく、何度も入ってごそごそしていました。
ふと見てみると、段ボールから飛び出した猫様にカラーが付いてない!
びっくりして、段ボールの中を見てみると、輪っかになったままのエリザベスカラーがぽつんと入っていました。
段ボールの中で遊んでいるうちに、すっぽり抜けたようです。イリュージョンかよ!
カラーを外して全裸に!
そうこうしているうちに、抜糸から二週間。約1ヶ月付けていた、エリザベスカラーを外してOKと獣医師からお墨付きをいただきました。
久しぶりに外している姿を見た時、なんとなく感じる違和感。なぜかしら。むしろカラーをしていない時の方が自然な姿なのに。
「この子、全裸だわ…!」
なぜかそう思ってしまった次第です。
ほら、全裸。
治療は目薬だけになりましたが、まだまだ続きます。
角膜に傷がついてしまった原因は恐らく自分で引っ掻いたのだと思います。猫様はアレルギー持ちですし。
なので、なるべくアレルギー源を減らせるようにしていかないと…。
乳酸菌のサプリもいいかも?と思い、こちらを導入してみました。獣医師にも相談してOKでしたので。
あげ始めてから1週間。猫様の毛並みがすんんごい良くなりました。マジです。つるんつるんです。
でもアレルギー反応が減ったかというと、はて?という感じです。
これを獣医師に伝えると、「ああ、確かに毛並みはよくなるかもしれないです」と笑われましたがな。
もう少し続けて様子をみてみます。。
というわけで、猫様の手術という一大イベントに全精力を注いでいたら、いつの間にか3月になっていました。
これがブログを放置していた言い訳です!
今度はもうちょっと早めに書きます。たぶん。たぶん。。