二つある
人間の体は不思議です。
よくよく考えてみると、体には二つあるものがたくさんあります。
二つない方もいらっしゃるかもしれませんが、目、耳、鼻の穴、腕、乳首、腎臓、睾丸、脚は二つあります。
なぜなのでしょう。
猫は目、耳、鼻の穴、腕、腎臓、脚は二つです。でも乳首は六つ。
人間の場合は一度に産む子供の数が少なく、猫は一度にたくさん産むから、という理由だとは思います。思いますが、そんな理由で六つになる?すごくない?
ではなぜ二つになったのか。
乳首なら上記の理由であれば意味は分かります。人間は一つでは足りないかもしれないけれど、二つあれば十分なのでしょう。
目や耳も分かります。周りを見たり、音を聞くには体の両側にないといけません。
腕や脚も分かります。道具を使ったり、歩いたりするには二つ必要です。
睾丸や腎臓は大事な臓器だから予備として二つあるのでしょうか。万が一、一つ失っても機能的には問題なく生きていけそうです。
では逆に体の中で一つしかないものというと?脳、口、心臓などの各種臓器、生殖器、お尻のANAあたりでしょうか。
これも結構大事なものだと思いませんか。
もし、脳や心臓を失ったら即死です。
生殖器を失ったら子孫を残せません。
こんなに大事ならなぜ二つ作らなかったのか。すぐ死に直結するような脳や心臓なんて絶対に予備を作っておくべきでしょう。
二つあると何か問題があるのか、それとも二つ作るのが難しかったのか…。
とかアホみたいなことを考えていて気が付きました。
全てが二つずつある人間を作るのなら、人間そのものを二つ作れば良いんですよね。
全く同じ人間をコピーすれば良いのです。
だって脳が二つある人なんて、たぶん頭が二つになるか頭が二倍ぐらいの大きさになりそうです。
コピーできれば、片方が死んでももう片方は生きていける可能性があります。しかも片方が死んでしまったら、もう片方をコピーすれば良いのです。
あっ、それ、コピーロボットじゃん。夢のやつじゃん?
一人が仕事しに行ってる間に、もう一人が家で休んだりできる夢のやつじゃん?
そしたら仕事に行ってる方が文句言い始めて、結局二人で休んじゃって怒られちゃう定番のやつじゃん?
じゃあ、仕事と休みを順番にすればいいじゃん?って思うじゃん?
結局二人とも休みたいので、どこかでもめると思うんですよね。殴り合いの喧嘩とか、コピーの方が本体を殺しちゃったりして。
で、コピーが自分のコピーを作ったら何かがおかしい。性格が違うとか、臓器が足りなかったりとか、乳首が三つあるとか。
で、乳首が三つあるもんだから、銭湯にも温泉にも行けない。人前で服を脱ぐことができなくなるわけです。
でもコピーとは言え、人間なわけです。パートナーを見つけて家族になろうとするわけです。乳首が三つある、それを受け入れてくれる相手を見つける旅なのです。
そしたらもうハリウッドの出番ですよ。ライアン・レイノルズかザック・エフロンに主人公を演じて貰いましょう。
いや、コメディが出来て、且つ、サイコな演技も出来る、若く、線の細い俳優さんの方が良いかもしれません。
Netflixのオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス』にスティーブ・ハリントン役で出演しているジョー・キーリーなんてどうでしょう。
(↓右側がジョーです。)
「ストレンジャー・シングス」意外な名コンビ!ダスティン&スティーブ俳優が語るシーズン3 - シネマトゥデイ
というわけで、映像化したいハリウッドの関係者の方からのご連絡をお待ちしております。