最後に人前でピアノを弾いたのは確か3年前。結婚式で歌う友人に頼まれて伴奏を担当しました。それっきり、2,3ヶ月に一度程度しか弾いてないです。
家にもちゃんとピアノはあります。電子ピアノです。メーカーはKORGですが、タッチは普通のピアノに近いと思って選びました。ちょっと重たいキーの方が好みです。弾いてる感がするので。
今、電子ピアノって安いんですね。↑これ6万円しません。私が持っているタイプは約15年前に買いましたが、20万円弱でした。って、ママンに買ってもらいましたけど。
私がピアノを習って成し遂げたこと
ピアノを習い始めたのは5歳から。12年間習っていました。
姉が習っていたのを見て、自発的に「やりたい」と言ったそうです。全く覚えてませんけど。おそらく姉が格好良く見えたのでしょう。
習っていたピアノ教室は「カワイ」のピアノ教室でした。なんで「ヤマハ」じゃないのか母に聞くと、一番近い教室がカワイだったからだそうです。そんなわけで、ずっとカワイの教室で習っていました。なので、他の教室の事はわかりません。ただ転勤族だったので、各地で色んな先生に習いました。良い先生が多かったです。上手い下手はわかりませんが。
自発的に習い始めた割には小学校に入ったころからいまいちノリノリではやっていませんでした。できれば練習をしたくない、教室に行くのも面倒くさい、そんな風に思ってました。週に一度、教室に行く前に30分だけ練習していました。
ある日、先生が「毎日30分だけでもいいから、もっと練習すればもっと上手になるわよ?」と諭してくれたことがありました。ドキっとしました。上手にはなりたかったけど、やっぱり練習する気にはなりませんでした。
それでも、発表会や学校の合唱コンクール等の伴奏をする前は一生懸命練習してました。下手だと自分も恥ずかしいし、他人に迷惑をかけてしまう、と思っていたと思います。
結局、12年間習って成し遂げた!と思えるのは、以下の3つです。
1.発表会でショパンの「ワルツ 14番 ホ短調(遺作)」を弾いた
2.小学校、中学校での合唱の伴奏、吹奏楽部でピアノを担当
3.カワイのグレード認定試験で7級取得
1.のショパンについて、もうこの曲は弾ける自信がないです。当時、なぜ弾けたのが謎です。YouTubeで探してみたら、8歳の子が弾いていて愕然としました(笑)
2.各クラスに一人か二人、ピアノを弾ける子がいると思います。いわゆるそういう子で、合唱コンクール等でよく伴奏をしていました。また、中学時代は吹奏楽部でパーカッションを担当してたのですが、なぜかハープのパートをピアノを弾かされました。これは結構無茶振りでした。
3.カワイの独自の仕組みなんですが、6級からピアノの先生になれるそうです。私は7級止まりだったので、先生にはなれません。
1の発表会と3の認定試験が終わった後、「もういいや」と思ってしまいました。そんなわけで、とても中途半端な経歴で習うのを止めました。
ピアノを習うことによるメリット
私はピアニストになる素質もありませんし、やる気も無かったのですが、それでもメリットは感じています。習っていた当時も感じていましたし、今でも習って良かったと思っています。
1.音楽の成績が良い
テストも満点でしたし、通知表も常に5でした。楽譜が読めるし、伴奏もして貢献しましたし、そりゃそうですね。
2.ピアノ以外の楽器もとっつきやすい
ピアノ以外にも小中学校では吹奏楽部に入っていました。何も考えず入ったら、先生に「チューバとパーカッションどっちが良い?」と聞かれてパーカッションを選びました。チューバは吹きこなせないと思ったので。
パーカッションでしたが、木琴など音程のある楽器も多いので楽譜が読めて助かりました。音楽の知識があるので楽しんで活動できました。
また、高校に入ってからは軽音楽部でドラムとベース(掛け持ちで)を担当してました。やっぱり楽譜を読むのは余裕ですし、素直に楽しめました。
3.人前に出るのが怖くなくなる
発表会や伴奏でピアノを弾くということは、人前で弾くということです。しかも不特定多数の人の前です。このおかげで今でも舞台上に出るのは平気です。ただ喋るのは無理ですが。
4.精神統一になる
イライラしたりすると、無性にピアノを弾きたくなることがあります。思いっきり鍵盤を叩きつけるような激しい曲を弾くと、スッキリすることが多々ありました。でも練習中のまだ弾けない曲を弾くと逆にイライラが増すので注意が必要です。
何も考えず、一心不乱にキャンディクラッシュやツムツムをするのと同じ気がします。
5.タイピングが早くなる
音楽とはあんまり関係ないんですが、ピアノを習っていたせいか、タイピングが早いです。同じく習っていた姉も早いので、ピアノが影響してると思います。たぶん。ブラインドタッチも余裕でしたし。
どのぐらい早いのかというと、その昔あったアーケード版の「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」で一度も死なずにラスボスまでたどり着けました。さすがにボスには何度か殺されてしまいましたが。アルファベットや文章がくっついたゾンビが襲ってくる、というクレイジーなゲームです。楽しかったですよ。
また高校時代に全商ワープロ検定1級を取得しました。日商はとってないですが、たぶん取得できます。こんど毎日パソコン入力コンクールに挑戦してみようかな。
ピアノを習って感じたデメリット
あんまりデメリットは感じませんが、あえていうなら3つあります。
1.長い爪が耐えられない
爪が鍵盤に当たると怒られるので、習っている最中は常に深爪気味でした。そのせいか、今でも爪が長い状態が大嫌いです。ネイルサロンとかできれいにしてもらうこともたまにありますが、長い状態でいるのが耐えられません。爪は1週間に一度切ってます。
2.指の関節が太くなる
ピアノのせいかどうかははっきり言えませんが、指の関節がちょっと太いです。指輪が必ず関節で引っかかります。そのせいで、一つ大きいサイズを選ぶことが多々あります。
3.便利な人と思われて面倒くさい
ちょっとピアノ弾いてよ、伴奏してよ、的なノリで頼まれることがたまにあります。でも私はそんなに上手くないので、簡単に弾けないんです、ちゃんと練習しないと。
3年前に歌の伴奏をした際も3ヶ月近く練習しました。さらに友人の友人がピアノの先生だったので、2回ほどレッスンして貰いました。あまりの体たらくで友人にも心配かけてしまいました。一生懸命練習して、ようやく本番に臨むことが出来ました。中途半端に弾けると結構な労力がかかります。
ピアノは習うべきか?
私は習うべきと思います。
・小さいうちからピアノを習うとメリットがいっぱい
・デメリットもあるが取るに足らない
というわけで、小さいお子さんにピアノを習わせるか検討中の方にはぜひお勧めします。メリットがいっぱいあると思います。
ピアニストにならなくても、ピアノの先生にならなくても、将来様々な形で良い経験になると思いますよ。試しに習ってみて、合わなかったら止めれば良いのです。
もちろん、大人になってからピアノを習うのも良いと思います。一人で始めるなら、こんなのとかもよさそうです。
そんなわけで、たまにはピアノでも弾いて精神統一でもしようと思います。