15年半も同じ家に住んでいた
我が家は転勤族だったので、子供の頃から約3年ぐらいで引っ越ししていました。
そのため、同じ家に3年以上住むことがほぼ無かったのです。
それが、なんと!15年半も同じ家に住んでいました。
一人暮らしを始めてから住んだ最初の2部屋も3年前後で引っ越ししていたのです。
そんな状態だったので、我ながら良く住んでたなと。母親にも「珍しいねぇ」と言われました。
15年半住んだ部屋は狭かったのですが、立地が良いのでとても気に入ってました。
人間一人と猫様一人なので、多少狭くても我慢できていました。
だけど、やっぱり狭い。それに大家と管理会社の対応が悪く、ちょくちょく腹が立つことがありました。
ガスコンロが壊れたのに1ヶ月放置する大家と、タメ口をきいてくる管理会社の担当者です。
騒音問題で眠れないことが多々あったのに、担当者は「お客様なので強く言えないだよね~。お客様が一番なんで」ですって。
ああ、そうですか。私はお客様ではないと??
なので、3年以上前から引っ越し先を探していました。
でも、なかなか気に入る家が見つからなかったのです。
そんなこんなで2020年。コロナのせいで、部屋で過ごすことが増えました。
基本的には引きこもり体質なので、快適でした。
だけど、やっぱり狭い。テレワークをすることも増え、ますます部屋が狭いことがフラストレーションに。
妥協してもいいから、いよいよ引っ越し先を見つけないとな、と思っていました。
そんなことを思っていたら!なんと!ほぼ理想通りの家が見つかったのです。
立地は前より悪くなりましたが、部屋の広さは2倍になりました。わーい!
でも、いざ引っ越しを決めると無性に寂しくなりました。
部屋にも愛着がありましたし、マンションの管理人さんもとても良い方でした。
それに、いつも配達してくれるヤマト運輸のお兄さんとお姉さん、佐川急便のお兄さん、ネットスーパーのお兄さんたち。猫様が玄関に来るのでいつも猫の話をしたりして、すっかり顔なじみになってました。
それと、近所のコンビニのお姉さん。買い物に行くと少し世間話をしたりしてました。
全員にご挨拶ができなかったのが少し心残りです。
15年半も住んでいたら、そんな気持ちになるんですね。
猫様も10年住んでいたので、猫様も同じ気持ちだったかも?
猫は家につくっていうし。ごめんね、猫様。
そんなこんなで引っ越し日
仕事が忙しい中、引っ越しの手続きを進めました。
なんとかこぎつけた引っ越し日。
今回は梱包作業も業者さんにしてもらいました。自分で梱包する時間もなかったもんで…。
ちなみに荷解きは自分でするプランにしました。
なので、業者さんが来てからは猫様と洗面所に閉じこもりました。
洗面所の外では業者さんが3人でさっさと梱包してどんどこ運んでました。
約4時間で全ての物が運び出され、家の中はすっからかん。
あんなに狭いと思っていた部屋が、がらんとして広く感じました。
どんだけ荷物を詰め込んでいたんだ…。
マンションの管理人さんにも、引っ越しの業者さんにも「荷物多いですね」と言われる始末。
逆に言うと、収納上手だったってこと?あらやだ。
猫様には事前に相談もしていたし、引っ越しする話も伝えていたのですが、何もない部屋を見せたらかなりびっくりしていました。
びっくりしている猫様を連れて、一路新居へ。
新居は前と同じ区内です。電車だと約一駅分離れた箇所です。
なので生活圏はあまり変わりません。
猫様が通っている動物病院も変わらずです。
近いとはいえ、猫様にしてみれば知ったこっちゃありませんね。
タクシーで移動しましたが、猫様はいつもと違う状況にソワソワしてました。
ほんとごめんなさい、猫様。
新居でも猫様はびっくりしてました。
キャリーバッグに入れて移動したのですが、新居ではキャリーバッグからなかなか出て来ませんでした。
私を見て「ニャー!ニャー!」と騒いでいました。
意味が分からなくて怖いよね、ごめんなさい、猫様。
猫様をなだめていたら、引っ越し業者さんが到着。とりあえずまた洗面所に閉じこもりました。
猫様は肉球がしっとりしていたので、緊張していたのだと思います。
「キャリーバッグに入る=動物病院」だと思っていたのかも。
ほんと申し訳ない。
荷物を運び入れる間に色んな業者さんが入れ替わり立ち代わりやってきました。
洗濯機を設置する業者さんが来た時、洗面所に猫様がいるけど大丈夫か聞いたら、猫アレルギーとのこと。
仕方なく猫様を抱えて、荷物の搬入に邪魔にならないようにウロウロ。するとインターホンが。
「東京ガスでーす」というので、応対したら名刺を渡してくれました。
「名刺=両手で受け取る」という、ビジネスパーソンみを発動したのですが、左手は猫様を抱えています。
仕方なく右手のみで名刺を受け取りつつ、とっさに出た言葉が「猫持っててすみません」でした。
なんだよ、猫持っててすみませんって。生まれて初めて言ったフレーズでした。
ほどなくして荷物の搬入も終わり、ガスも開栓し、洗濯機も設置できて、荷物の最終確認をしてサイン。
引っ越し業者さんも洗濯機設置のお兄さんも東京ガスのお兄さんも全員帰り、新居には私と猫様のみ。
5時に起きて水槽の準備をして、9時前から梱包と搬出して13時ごろに完了。
14時から新居に搬入して15時半ごろに完了。
めちゃめちゃハードな一日でした。
って、荷解きしないといけないのですがとりあえず、
あああああああああああ~~~やっと終わった~~~!!!!!!!
心の中で叫びましたよ。
私以外の人間がいなくなって猫様もホッとしたことでしょう。
普段は入れないテレビ台に入ってみる猫様。
引っ越し後
激動の引っ越しから約2週間ですが、だいぶ慣れました。
まだ開いていない段ボールはありますが、普通に生活できています。
猫様も引っ越し日の夜にはだいぶ慣れました。
新居をくまなく練り歩いて、窓の場所をチェックして、トイレとご飯の場所もチェック。しっことうんこもちゃんとできました。
翌日にはいつも通り、お気に入りのソファでぐうぐう寝ていました。
猫様が我が家に初めて来た時もすぐに慣れていましたが、順応力が高いようです。
全く人見知りもしませんし。
とはいえ、引っ越しがかなりのストレスになっていると思うので、しばらくケアを怠らないようにしようと思います。
15年半ぶりの引っ越しはかなりの大騒ぎでした。
でも、部屋は広くなったし、キレイだし、新居ってサイコー!
まだ家具が揃っていないので片付いていませんが、とりあえずお疲れさまでした>私と猫様
段ボールとゴミ袋に囲まれつつ、いつものソファでくつろぐ猫様。